MM9
山本弘
東京創元社
図書館で立読みしたら怪獣もののようなので借りた。
MM9とは何だと思っていたら、いきなり説明、モンスターマグニチュード、数字は脅威度で犠牲者一人の0から十四万人の8の九段階。計算方法は怪獣の体積による。
五つの短編集だが前の短編が後ろの伏線になってたりする。最後の歯クトゥリュー風味でクトウリュウが出現する。クズリュウのほうが良かったのでは?だいたいもう一個頭があるのなら高橋留美子のヤマタノオロチのほうが素晴らしかったとおもう。
と学会会長としての怪獣出現の理屈付け、人間原理論。三千年前までは人類は宇宙を認識する意識が無かった。そのころの神話宇宙の生き残りが怪獣だから、質量保存などの物理法則には従わないんだそうだ。苦しそう。