沼地のある森を抜けて
梨木香歩
新潮文庫
叔母さんが残した先祖伝来の糠床から卵が生まれ、人間みたいな幽霊みたいなものが出てきた、って始まり、これを故郷の島に帰しに行く、とSFみたいな。有性生殖の起源を考察したりする。突拍子もない話なのだがつい読まされてしまった。筆力なんだろうな。図書館から