怪盗ニックの事件簿
エドワード・G・ホック
ハヤカワ・ポケット・ミステリ
多額の依頼金を貰って、途方もない奇妙な、価値の無いものだけを盗むという怪盗ニック・ヴェルヴェットの第三短編集。出来の良いものは第一、第二に入ったようで、つまらないものばかり。題名で良さそうなのは「昨日の新聞」、依頼人の動機が面白いのは「マフィアの虎猫」。まあEQMMで箸休め的に一つずつ読むものだろう。100円