都筑道夫の読ホリディ
フリースタイル
都筑さんが最後まで「ミステリマガジン」に連載していた海外が主のミステリ書評コラム集。ポケミスと同じデザイン。
最後の方は体調が悪かったりで本が読めなかったりと短め。さすがの記憶力も落ちてきたようで、「エッフェル塔の潜水夫」をほめていたのは記憶違いだったそうだ。私買って読んだがどこが面白いのかと思っていた。
それでも戦争中の東条英機首相が未曾有を「みぞうゆう」と読んでいたなど読みどころも多い。
が書評により「殺人劇場」ケラーマン「神が忘れた街」ロス・トーマス「エリー・クラインの収穫」ミッチェル・スミス「リジーが斧をふりおろす」ウォルター・サタスウェイト「ママのクリスマス」ヤッフェ「サディスティック・キラー」ジョン・サンドフォード「消えた装身具」コリン・デクスター「江戸川柳の謎解き」現代教養文庫「稲生物怪録絵巻」小学館「エイリアニスト」ケレイブ・カー「シリアル・キラー」ジョエル・ノリス「バースへの帰還」ピーター・ラヴゼイ「コールド・ファイア」クーンツ「処刑宣告」ローレンス・ブロック「マーチ博士と四人の息子」ブリジット・オベール「ローズマリーの息子」アイラ・レヴィン「「レインボウ・エンド」亭の大いなる幻影」マーサ・グライムズ「乱歩が選ぶ黄金時代ミステリーBEST10」集英社文庫「英米短編ミステリー名人選集」光文社文庫「テッド・バンディ」アン・ルール「妖怪学入門」阿部主計「幽霊が多すぎる」ポール・ギャリコ「地下墓地」ピーター・ラムゼイ「瞬きよりも速く」レイ・ブラッドベリ「悪魔の涙」ジェフリー・ディヴァー「オブラー博士の危険な患者」マーティン・オブラー「真珠の首飾り」ロバート・ファン・ヒューリック「極秘制裁」ブライアン・ヘイグ
都筑さんに送られた献上本が主だが、エド・マクベイン、スティーヴン・キング、ジェイムズ・ヤッフェ、ジェフリー・ディヴァーがご贔屓。訳文に対する不満も多い。図書館から