ナイチンゲールの沈黙
海堂尊
宝島社
「バチスタ」シリーズの第二作だが、映画化はされず、テレビも中間を見ただけだが、相当改変されていたわけが読んでみたら分かった。探偵チームは人数も増えたがさほどやることが無い。犯人は誰でも分かる、せいぜいアリバイ崩しくらいだが、作者が書きたかったのは、歌で映像を見せられるかということみたい。ナイチンゲールが看護士さんの意味だけでなく小夜鳴鳥の意味もあることを思いついたあたりで書かれたものなんだろうか。もちろん最後はAIで犯行が分かるが、どうもこの作者は推理小説からだんだん離れて行きそう。図書館から