ごくらくちんみ
杉浦日向子
新潮文庫
最後の作品だそうだが、漫画でも、江戸のエッセイでもなく、珍しい酒の肴のイラストと掌編。小説もあざやかだったんだ。肴は食べたことのあるものもあるが、さほどうまものばかりではないとの記憶がある。またたび、かぶらずし、鮭の酒びたし、みみがー、鮭かわ、くろまめ、蝗、蜂の子、くじらベーコン、ちょろぎ、ゆべし、べにしょうが、きんつば、さしみこんにゃく、いぶりがっこ。ひじなます、もちろんこの本に書かれているほど良いものを食べたわけじゃ無いだろうが。
保存しようと値段シールを剥したら、カバーまで剥けてしまった。おそるべしブックオフ。250円