うしろ姿
志水辰夫
文春文庫
短編集だが「うしろ姿」という作品は入っていない。なんか犯罪を犯した初老男が過去を振り返ると言った感じのものが多いような。相変わらず達者だが、あとがきの最後に「この手の作品はこれが最後になります」とある。この手の作品とは?「飢えて海峡」のようなアクション小説に戻ってくれるのなら嬉しいのだが。210円