東京名画座グラフィティ
田沢龍次
平凡社新書
子供の頃から通っていたヤツには敵わない。私が名画座というものを知ったのは地方国立の三年生時だから。遊びに行った静岡で地元の友人がちょっと映画に行こうとアラン・ドロンの映画一本立てを見て、これは良いシステムだと、感心して、自分で給料を貰うようになって、コンサートガイド(後のシティロード)を発見、100円。すぐ後にぴあを発見、50円。で名画座を探して都内あちこち。この本で思い出す、渋谷全線座(博士の奇妙な愛情)池袋文芸座、文芸地下、途中に日勝、日勝地下(ジョーズ)、新宿蠍座(幕末太陽伝)、昭和館(ヤクザ映画三本立て)、パレス(ホモの痴漢)、ローヤル(男の映画一本立て)、銀座並木座(柱が)、飯田橋佳作座(風の谷のナウシカ)、ギンレホール、早稲田松竹、高田馬場パール座(ダーティハリー)、大塚名画座(エイリアン2)、鈴本キネマ(スケバン刑事)。図書館から