北京原人 その発見と失踪
二宮淳一郎
新日本新書
化石の行方不明を失踪と言うのも変な気がするが、そのほか色々妙なところが多い。校正不足か。深さ10メートルの塹壕とか、日米間の取決めが、ロックフェラー財団が出資した中国地質調査所と北京協和医学院との間に結ばれた協定だとか。
出版社が新日本出版社だからしょうがないかもしれないが、無理に米国に送ろうとしたので、どこに化石が行ってしまったのか分からなくなったように思える。日本兵が捨てたというよりは中国で竜骨として売られた可能性のほうが大きいのでは。図書館から
「北京原人匆匆来去」日本経済新聞社、北京外文出版社編がおもしろいかも