失踪日記
吾妻ひでお
イーストプレス
マンガ三賞というのか、日本漫画家協会賞大賞、文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞、手塚治虫文化賞マンガ大賞受賞作。なるほど掛け値なしの傑作。
全部マンガで失踪、ホームレス生活、逮捕、再度失踪、ホームレス、なぜか働きたくなり配管工に、警察で説諭帰宅しても通いで配管工、人間関係で辞職。さらに漫画家としての歴史。さらにアル中で入院生活三ヶ月の一ヶ月目まで、クールに自分も周りの人々を観察している。
本当に悲惨なことは「リアルだと描くの辛いし暗くなるからね」と排除してもこのおもしろさ。
じつは私、死ぬなら凍死が一番楽そうだと思っていたんですが、凍死寸前になると関節の筋肉が収縮してものすごく痛いのだそうです。メキメキ、バリバリって。
図書館の本なのでカバー裏が見れない。古本屋で探してみよう。