もう牛を食べても安心か
福岡伸一
文春新書
この本のあとに書かれた「プリオン説はほんとうか?」は読了だったが、より狂牛病の恐ろしさが分かるのはこの本のほうだと思える。
特に特定危険部位を取り除けば安全だという説は、血液も危険とする厚生省の英国渡航歴のある人物の献血お断り方針との矛盾は明白。
また「プリオン説…」にも取り上げてあったのを私は見落としていたが、米国の伝達性ミンク脳症で、米国にも狂牛病は前から存在したとの指摘は鋭い。
「生み出された物語 目撃証言・記憶の変容・冤罪に心理学はどこまで迫れるか」山本登志哉編著、北大路書房もおもしろそう
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