続あさま山荘1972
坂口弘
彩流社
「あさま山荘1972」上下は古本を半値で入手、読了。だが私が読みたかった出国拒否の場面が無かった。なんと最高裁上告棄却後、拘置所のあつかいが死刑囚処遇に代り、制限が厳しくなり、原稿も行方不明に…
そんなことは知らない私は上下揃っているので完結していると思い買ったのだが、筆者が書き直して続編として出ているとは気付かなかったが、図書館で見つけた。ほんとうは上下を参照しながら読むべきとは思うが、返却期限が延長しても四週間なため、この本のみで読んだ。
だがほとんど「総括」のことばかり、出国拒否の場面はあっさり。私としてはゲバラのカストロへの手紙のような期待をしていたのだが。「坂東くん、君はあっちで戦ってください。僕はこちらで戦います」みたいな