金門島流離譚
船戸与一
新潮文庫
長い長編「金門島流離譚」と短めの長編「瑞芳霧雨情話」の二本立て。さらに高野秀行さんの解説。
台湾の国際的な地位が特殊なのは知っていたが金門島が更に奇怪なことになっていることが分かった。大体金門馬祖は隣り合ってると思い込んでいた。と場所の設定の選択は鮮やかだが、小説の内容としてはいつもどおり。図書館から借り出し。