桔梗
今年も京都の廬山寺では、桔梗が見頃になってきたので朝から見に行って来た。

私は毎年、この時期になると京都の御所の東にある廬山寺に桔梗を見に行くのだが、廬山寺は紫式部にゆかりのお寺で、紫式部の邸宅跡とも言われ、紫式部が源氏物語などを執筆したのもこの地だそうである。

廬山寺は御所の東隣にあるので御所をぶらぶらして時間を潰し、梨木神社にお参りして廬山寺に向かう。

今年は源氏物語千年紀と言う事で京都を中心に各地でイベントとかが行われているが、この廬山寺も紫式部や源氏物語に所縁の深いお寺である。

また廬山寺と言えば、源氏庭と呼ばれる枯山水のお庭が有名で、白砂に紫の桔梗が上品で涼やかな美しさである。

桔梗は私の大好きなお花で、その高貴な色や凜とした姿が好きで、この廬山寺には桔梗の咲く時期になるとよく訪れたりして私のお気に入りポイントでもある。

桔梗を愛でながら源氏物語に思いを馳せると、流れる風が心地良い。

私がお庭を眺めていると、大きなビデオカメラをかついだ人等が来て撮影を始めたが、どうやらNHKが取材に来たようである。

なんとなく落ち着いて庭を眺めてもいられない雰囲気になってきたので、退散することにした。

廬山寺を出ると出町柳まで足を伸ばして、人気の和菓子のお店の出町ふたばで豆もちと水無月を買って帰った。

出町ふたばは豆もちが絶品でいつも行列が絶えない人気店であり、今日は水無月を買う人も居るのでやはり行列ができていた。

水無月は、普通の水無月に、抹茶と黒糖の三種類の水無月を買った、もう一つ白小豆のもあるはずだがこの日は売り切れで置いてなかったのが残念だよ。