超高速!参勤交代
映画化されて公開中の土橋章宏さんの原作の「超高速!参勤交代」を読んだよ。

徳川吉宗将軍の時代である。

陸奥国湯長谷藩(現在の福島付近)は貧乏な小藩であるが平和で穏やかな藩であった。

ところが老中の松平信祝の陰謀により昨年に参勤交代したにも係わらず、急に5日後に参勤するように命じられてしまったのである。

5日後に参勤で江戸城に着かなければ藩は取り潰しになってしまうかも知れない。

さらに昨年の参勤交代などで藩の財政は困窮しているのである。

そこで、道案内に雇った忍者と供に、藩の中での武芸者を中心に少数清栄で山中を走り抜けて通り、関所では奇策で誤魔化すことにしたのである。

こうして8名での高速の参勤がはじまったのであるが、老中から差し向けられた隠密による妨害も仕掛けられるのであった。


原作を読んで、どうやって5日で江戸に着くのかも面白いが後半の江戸城に向かおうとする一行と妨害しようとする忍者達との攻防戦も面白い。

なかなかお勧めの作品であったよ。

映画も見たくなったなぁ。