狸寺
京都の観月橋にある狸寺こと西運寺へ行って来ました。

浄土宗寺院の特別公開で本堂の中にも入れていただき、私だけだったので御住職にいろいろお話もうかがえました。

狸寺と呼ばれるだけあって、本堂のお部屋の中にはタヌキさんがいっぱい置かれてました。

狸寺と呼ばれるのは、昔にタヌキが表れていたずらしたりするのを、当時の御住職が食べ物とかをあげるように懐かせて、お寺の境内にタヌキが遊びに来るようになりました。

御住職もタヌキを可愛がって食べ物とかあげてて、お寺のマスコットのようになってたからだそうで、タヌキを見に人が詰めかけるようになったそうです。

また、当時に近くにいた陶工名人の高橋道八と言う方が、等身大のタヌキの置物を納めた事もあって狸寺の名は広まったそうです。

その後に、タヌキの像は経年劣化で傷んでいたのを戦時中にお寺に寄宿した兵隊によって宇治川に投げ捨てられてしまったのだそうです。

その後に京阪電車が出来ましたので、線路の下に今でも埋まっているのかも知れないと御住職は言っておられました。

タヌキは何となく愛嬌があって良いですね。

たぬきは、時々山手の方で見かける事がありますが、住むところも無くなってきつつあって大変だろうと思います。