西念寺
今日は、京都の五条通にある「西念寺」へ行ってきました。

西念寺も非公開文化財の特別公開がされています。

西念寺の境内には千喜満悦天満宮と言うお社があり、その奥が西念寺と言うお寺になっています。

特別公開は9時からなので、少し早めに御朱印だけでもいただけないかとお尋ねすると、ご住職が快く引き受けてくださって、御朱印をいただきながらいろいろとお話させていただきました。

その上に、まだ始まるまで時間があるからと、わざわざ墓地を案内してくださって南朝系の皇室の血を引いてられて水戸光圀とも所縁の深い熊沢氏の墓石を説明してくださりました。

また、墓地にある井戸にも一つの物語がありました。

戦時中の事。

京都の五条付近も空襲が行われる事になり、先代のご住職が自ら本尊の阿弥陀像と涅槃図を抱いて井戸に隠れられて、何とか空襲の被害に遭わない様に身を潜められたのだそうです。

そう言うお話をいろいろと伺った上で、非公開文化財の特別公開で本堂の中を拝観し阿弥陀如来像や仏涅槃図を拝見させていただきました。

阿弥陀如来像は鎌倉時代の湛慶か一派の作と思われ、指の手印の形が珍しい形の穏やかで美しい仏様でした。

仏涅槃図は、近年の調査で平安時代後期の作だと思われてとても貴重な物だそうです。

先代のご住職が必死で守ろうとしてくださったお陰で、現在の私たちも見ることが出来るのですね、そう思うとよけいにありがたみを感じてしまいます。

西念寺さんでは、ゆっくりと寺宝も拝見させていただいて貴重な体験をさせていただきました。

文化財の保護や修復には大きな予算も必要ですし、御朱印やお賽銭などいろいろな形でも協力させていただけたらと思ってしまいます。