大田沢のかきつばた
昨日からの雨が降り続いて憂鬱なお天気だね。

今年もかきつばたの咲く時期になったので、毎年楽しみにしている京都の上賀茂にある大田神社の大田沢の杜若を見に行ってきたよ。

大田神社の前にある大田沢のかきつばた群生地は古代から続くかきつばたの群生地であり、国の特別天然記念物にも指定されている。

昔から大田神社のかきつばたは有名であり、藤原俊成も和歌で詠んでいる。

~神山(こうやま)や 大田の沢の かきつばた ふかきたのみは 色にみゆらむ~


今日も小雨の中を早朝からカメラを持った人がかきつばたの写真を撮りに訪れていた。

私も、ここのかきつばたが大好きで、毎年訪れるのを楽しみにしているのだ。

今年はかきつばたが少し開花が遅れているのか、まだ七部くらいの開花かな。

満開だと大田沢の一面に開花したかきつばたは、まるで紫の絨毯を敷いたようで艶やかな中に高貴な美しさを感じてしまうんだけどね、そこまで行ってないので残念だよ。

それでも毎年の事だけど、このかきつばたを見てると心が落ち着く気がするよ。

太古より続いている自然をいつまでも残していくことは苦労も多いだろうけれど、何とか残して行くことも未来への責任だと思うよ。