聖マリア大聖堂
大阪の玉造にある「聖マリア大聖堂」。

もともとは、明治27年(1894年)に「聖アグネス聖堂」として建てられたが、空襲で焼失し、昭和38年(1963年)に「大阪カテドラル聖マリア大聖堂」に生まれ変わったそうだ。

中央の大きな聖母マリアの像が印象的であるが、左右には、その敷地が元は細川大名家の屋敷跡であったことから、「細川ガラシャ」とキリシタン大名「高山右近」の石像がある。

細川ガラシャは、明智光秀の三女で、細川忠興に嫁いでキリスト教の洗礼を受けた。関ヶ原の戦の際、人質として大坂城へ入ることを拒んで自決した。

一方、高山右近は高槻の領主で、禁止されていたキリストへの信仰を貫き、マニラに追放されたのである。


また、正面の敷地には「ファティマの奇跡」の聖母出現の場面の石像が置かれている。

この聖母マリアの像が優しそうな美しい表情で見ていて癒される石像である。

大聖堂の中にも絵画やキリスト像とかあるそうなんだけど、教会はほとんど入ったことが無くて何となく叱られそうで遠慮してしまう私。

お寺や神社なら平気なのになぁ・・・子供の頃に近所にあった教会の印象かな。