釘抜き地蔵
今日は早朝から京都にお参りに行ってきた。

初めは北野天満宮へ行って来た。

知り合いの息子さんが受験のシーズンだから、その合格祈願をかねて梅の咲き具合を見に行くのが目的だったのだが、寒い中でそろそろ梅の花がちらほら咲いていたよ。

特に今回は「蝋梅」(ろうばい)を見たかったのだが、蝋梅は満開で花を咲かせていた。

梅の花が咲くと春の足跡が聞こえてくるような気がするね。

合格祈願も済ませて、そこからテクテク歩いて、釘抜き地蔵さんにお参りに行って来た。

釘抜き地蔵は、石像寺と言うのが本当の名前だが、釘抜きさんと言う通称の方が知られている。

これは、人の「苦」を抜いてくれる「苦抜き」から「釘抜き」へと変わったもので、人の苦しみを抜いてくれるお地蔵さんとして、市民はもとより遠方からお参りに来る人も多いと言う。

私も友人や知り合いの代参でお参りに来る事が多く、今日もお友達の愛犬の健康回復や、お友達の頭痛が治りますようにと願掛けに訪れたのだ。

この釘抜き地蔵さんのお参りの仕方は、お堂の横に置いてある竹の棒を自分の年の数だけ手に持ってお堂の周りを回り、一周するする度に竹の棒を戻していって、年の数だけお堂を回って祈願すると言うものだ。

早朝からお年寄りとかお参りに来る人も多く、信仰の深さをうかがわせる。

また、釘抜きさんの名前にちなんで祈願成就のお礼に釘抜きの付いた絵馬を奉納する事になっている。

お堂の壁には、お礼に奉納された釘抜きの絵馬がいっぱいに掛けられていて御利益を物語っているようだ。

お年寄りとかは、子供やお孫さんの健康を祈願しに来る事も多いのだろうなぁ、どうか祈願が叶いますように・・・