箸供養
今日は、8月4日で、京都の宇治にある橋寺こと放生院常光寺さんへ行ってきました。

橋寺さんと言えば、宇治橋との関わりも深い事から橋寺の名で親しまれ、境内にある宇治橋断碑は日本三古碑の一つとされています。

その橋寺さんは8月4日は(はし)に通じる事と、また箸にも通じる事から、毎年8月4日には箸供養の法要を行われています。

私も前から興味があったので、箸供養に参加するのに出かけたのでした。

少し早めに橋寺へ行っていると、やはり箸供養に来られた御老人の方とお話しさせていただいて、いろいろと親しくさせていただきました。

この箸供養はお寺だけの行事ではなく、宇治市文化愛護協会が主催されてるそうでした。

参加されるのも協会の方が多くて、一般参加は私を含めて少しだったようでした。

それでも、暑い中を20名程度の方が参加されてました。

10時になると法要がはじまって、御住職が読経されて参加者の焼香が始まり、読経が終わると少し法話をされて、今年の暑さについていろいろと話されました。

続いて、本堂の仏像の自由拝観が始まり、いろいろな仏像を間近で見ることが出来て、内陣の奥にまで入れました。

御本尊のお地蔵さまはほんとうにきれいなお顔をされてて私の好きなお地蔵さまでもあるのですが、副住職の方からいろいろと説明やお話をしていただき、実はお地蔵様の内部に隠し場所みたいなのがあり、巻物のような物があるようですが、封印されていて解体でもしないと取り出せないようになっているそうです。

その後は、協会の方による箸の文化や歴史についての講習会が行われました。

箸の歴史や中国における箸文化の歴史とか教えていただきました。

新嘗祭や神嘗祭になぜ嘗の字が使われるのか、また、「はし」と言う言葉は物を渡すと言う言葉で、間を渡すものが「橋」となり、上と下を渡すものが梯となり、物を移動させるものが箸となったとか興味深いお話でした。

法要や講習会でも堅苦しい感じは無くて和やかな雰囲気で楽しめましたし、貴重な経験やお話をうかがえて良かったでした。