坂上田村麻呂
山科にある坂上田村麻呂の墓所にお参りして来ました。

坂上田村麻呂と言えば平安時代の武官であり、桓武天皇に重用されて征夷大将軍として蝦夷地征討に功績を残し、薬子の変では大納言へ昇進して政変を鎮圧するなど活躍しました。

蝦夷征討のおりの、阿弖流為(アテルイ)や母礼(モレ)を降伏させ、お互いに認め合った友情が伝説として語られています。

仏教にも信仰が厚く、清水寺の創建にも関わって伝説化しており、清水寺には田村堂と呼ばれるお堂もあります。

弘仁2年(811年)5月23日に54歳で亡くなったとされ、山科の地で葬儀が行われ、嵯峨天皇の勅により甲冑や弓矢を持った姿で棺に納められて、平安京を護るように立ったままで葬られたとの伝承があります。

将軍塚にも田村麻呂の像を埋めた塚だと言う説もありますね。

征夷大将軍としての勇名が武神として多くの伝説や物語を生んでいますね。

墓所には、今でも花が供えてあったのが今でも親しまれているのかと感慨深かったです。