醍醐方面の非公開文化財巡り
今日も暖かで良いお天気ですね。

昨日に続いて、今日は醍醐地域の非公開文化財の公開を見に行ってきました。

始めに向かうのは日野にある[法界寺]ですが、法界寺へ行くには京阪電車の六地蔵駅からバスに乗るか、地下鉄の石田駅から歩くかになってしまいます。

バスは1時間に1本くらいしかないですし、歩いて行く事にしました。

京阪電車で六地蔵駅まで行くと、次は地下鉄の駅へ歩き、地下鉄で石田駅へ行きました。

そこから日野方面へぶらぶらと歩いていき、30分ほどで法界寺に着きました。

拝観まで時間があるのでそこらをぶらぶらして、そう言えばこの近くにお友達のお宅があったなぁと歩いているうちに迷って迷子になってしまったで素。

焦りながら人に道を聞きながら何とか法界寺に戻る事が出来ましたが、住宅地って割りと入り組んでて判り難いですね。

拝観時間まで並んで待っていると、お天気の良い日曜日ということでたくさんの観光客の方が並びだして、開始前にかなりの行列が出来てました。

法界寺は前にも来た事があるのですけど、今回は51年ぶりに秘仏薬師如来立像が公開されるのと特別の御朱印がもらえるのが目的でした。

今回の公開は、薬師堂(重文)、秘仏薬師如来立像 (重文)、十二神将立像 (重文)、日光菩薩 ・月光菩薩立像、阿弥陀堂(国宝)、阿弥陀如来坐像(国宝)、阿弥陀堂内装飾画(重文)、他 です。

51年ぶりの公開の秘仏薬師如来立像は薬師堂の奥に秘仏として安置されているので、横からしか見ることが出来ず、横顔だけで正面からの顔や日光菩薩・月光菩薩の両脇侍もよく見えないのが残念でした。

法界寺を出ようとしたら朝に考えてた近くのお友達が待ってて下さって驚きました。

何年ぶりかでお会いできて少しお話できてすごくうれしかったです。


続いて、法界寺の近くにあり今回が初公開となる「恵福寺」へ向かいました。

恵福寺も普段は内部は非公開のお寺ですね。

今回の公開は、阿弥陀如来立像、地蔵菩薩坐像(平安後期作の丈六像)、地蔵菩薩坐像(鎌倉期作) 、他 です。

地蔵菩薩座像は、丈六の大きさでお腹の前に結び目のような物がありありお腹に帯をしているように見えることから腹帯地蔵と呼ばれて信仰を集めているようで、なかなかの迫力で味のあるお地蔵様でした。


そこを出ると次は醍醐寺方面の「善願寺・腹帯地蔵」へ向かいたいのですが、その方面へのバスはないので石田駅まで歩いて戻っていくと駅の近くでタクシーを捕まえれたのでタクシーで向かう事が出来ました。

今回が初公開の善願寺も、丈六の大きさのお地蔵様があり、やはりお腹に腹帯をしているように見えることから腹帯地蔵と呼ばれて安産祈願とかで信仰されています。

恵福寺の腹帯地蔵と善願寺の腹帯地蔵と、どちらも丈六の大きさで同じようなお地蔵様が割りと近くにあるのも面白くて、何か意図があるのかなと考えてしまいます。

今回の公開は、地蔵菩薩坐像(重文・平安後期作の丈六像)、僧形坐像(府指定文化財・唐より請来の二体、京博寄託品)、岸良筆「雲龍図 」「飛天図」・岸派及び松村景文筆「花卉図」、大仏師西村公朝作「榧の木不動尊像」、他 です。

菩薩地蔵坐像も丈六の大きさで優しそうなお顔が素敵でした。

また神木の樹齢千年の榧の木び彫られた榧の木不動尊像も面白かったです。


非公開文化財の拝観はここまでで、次はちかくにある「一言寺」へお参りして御朱印をお願いすると、わざわざ本堂を開けていただいてお参りする事もできました。

そこからバスで六地蔵へ戻ろうとすると石田から醍醐方面へは道路が車が混雑で停滞してました、お天気の日曜で人出も多いのでしょうね。

バスでJR六地蔵駅まで行き、そこから歩いて「大善寺」へ向かいました。

大善寺は六地蔵の地名になったお地蔵様が祀ってあるお寺です。

白塗りの美顔のお地蔵様も素敵でしたが、お堂の横に祀られてた謎の神像か仏像かわからない石像が気になりました。


それで、かなり歩いて疲れたので帰ろうと思い、京阪の六地蔵駅まで歩いて、京阪電車で帰ってきました。

お天気も良くて少し暑いくらいの陽気でいろいろと見て周れて御朱印もいただけたのも良かったですが、思いがけずお友達に会えたのがうれしかったです。