伏見地区の非公開文化財巡り
今日は良いお天気で気候も過ごしやすくて良いですね。

前にも書きました京都で「春季京都非公開文化財特別公開」が昨日から始まりましたので、私も伏見地区の文化財を拝観に行ってきました。

http://souda-kyoto.jp/travel/saijiki/spring_cultural_properties_2016.html

京阪電車の深草駅で降りて、始めに向かったのが「瑞光寺(元政庵)」です。

今回が初公開ですが、今回公開の文化財は、御本尊釈迦如来坐像、聖観音立像(平安後期作、京博寄託品)、元政上人坐像 、長屋王願経 (重文、奈良博寄託品)、元政型深草うちわ、他 です。

特に興味を引かれたのが長屋王願経で、わりときっちり書かれてるなと言う印象でした。

境内は小さいながらも緑が多く、本堂も面白い建築でしたよ。


次に向かいたいのは近鉄竹田駅に近い「安楽寿院」ですが、電車だと遠回りで乗換えがややこしいのでタクシーで向かいました。

安楽寿院は、以前にも訪れた事があり、普段は非公開ですが時々特別公開されることがあるので割りと見やすいお寺です。

今回公開の文化財は、阿弥陀如来坐像(重文)、普賢菩薩画像(重文)、阿弥陀二十五菩薩来迎図(重文)、鳥羽法皇御影、美福門院御影、八条女院御影、大日如来坐像(鎌倉前期作)、五大尊画像(鎌倉後期作)、十二天屏風、他です。

前に見て感銘を受けた阿弥陀如来座像と大日如来座像がやはり良かったです。


そこを出ると近鉄竹田駅に行き、丹波橋まで乗って、そこから「大黒寺」まで歩いて向かいました。

ここは、今年のお正月に来てるのですが、今回は初公開で内部や寺宝が見れるので伺いました。

今回公開の文化財は、秘仏大黒天像、西郷隆盛と大久保利通の会談の間、薩摩九烈士ゆかりの遺品、他です。

秘仏の大黒天は寺名にもなっているのですが、小さいけれどご利益ありそうな味のある大黒様でした。

また、ここは薩摩藩に所縁のお寺で幕末ファンには楽しみですね。


そこから丹波橋駅に戻って、今度は京阪電車で中書島駅まで乗り、「長建寺」に向かいました。

長建寺は、島の弁天様として京都で唯一の御本尊が辯才天のお寺で、私も昨年の夏に来てるのですが、今回は内部が拝観できるのと、特別の御朱印がいただけるので訪れました。

今回公開の文化財は、御本尊秘仏辨才天像、宇賀神将像、飯綱大権現像、他です。

入り口の門構えから少し変わったお寺で、境内も面白しろくて興味深いお寺ですよ。

今日は、伏見地区のお寺を四ヶ寺周りましたが、人は多いもののそれほど混んでもいなくて割りとゆっくり周れました。

でも、伏見地区は割りとバラバラで周りにくいので、しっかりプラン立てておくのが良いですね。

明日は六地蔵から醍醐方面を周る予定です。