織姫と逢合橋
明日は七夕だね。

私の住む地域の交野市や枚方市には七夕伝説があり、毎年七夕にはあちこち歩いている。

今朝も、まずは交野市の倉冶にある「機物神社」(はたものじんじゃ)に行って来たよ。

機物神社は、織姫と言われる「天棚機比売大神」(あまのたなばたひめおおかみ)を祀る神社である。

この機物神社は諸説あるのだが、だいたい4~5世紀の設立と言われ、この地を治めていた「秦氏」(はたし)に所縁の深い神社で、そもそもこの付近の「津田」の地は「秦田」、また神社のある「倉治」(くらじ)の地は「秦者」(はたもの)と読んでいた時代があるそうで秦氏が住んでいた地と言われている。

秦氏は渡来氏族で京都にも深い関わりのある氏族だが、様々な技術を日本に伝えており、養蚕や機織の技術も伝えたと言われている。

その秦氏である「秦者」の人々が祀る神社と言う事で「秦者の社」(はたもののやしろ)と言われていたのを、後に七夕伝説と結びついて「はたもの」の名を「機物」と置き換えて、現在の機物神社になったそうだ。

そう言う訳で、今は織姫を祀る神社として交野の七夕伝説の中心として、「おりひめちゃん」とキャラクターにもなっているほどである。

機物神社でお参りしてから、バスで京阪の交野市駅へ向かう。

交野市駅の近くには、やはり七夕伝説の「逢合橋」があるので、これも毎年七夕には見に行っている。

交野市と枚方市には「天野川」と言う川が流れており、この天野川に架かっている橋の一つに逢合橋がある。

枚方市の観音寺公園にはひこ星の牽牛石があり、そのひこ星と織姫が一年に一度七夕の夜に、この逢合橋で逢瀬を楽しむと言われている。

逢合橋にはたくさんの笹がつけられて短冊が飾られている。

ここから、観音寺公園の牽牛石に行くのがいつものパターンなのだが・・・暑いし歩かないといけなくて遠いしと言う事で今年はパス・・・ごめんね牽牛。

と言う事で、それから交野市駅に戻って電車で帰りました。

枚方市や交野市では、ほんとうは夜に行くとお祭りとかイベントとかもあるし、ライトアップされて良いのだろうけど夜はしんどいしねぇ。