アンネのバラの教会
今日は神戸の甲陽園にある「聖イエス会アンネのバラの教会」まで行ってきた。

前から「アンネの日記」で知られるアンネ・フランクにちなんだ「アンネのバラ」と言うバラがあるのを知って、その名の教会があると知って、一度は行ってみたいと思っていたのである。

アンネのバラは、アンネを偲んでベルギーで作出された四季咲きの香り高いバラである。

「アンネの形見のバラ」(Souvenir d'Anne Frank 1960  Delforge)と呼ばれ、アンネの父親のオットー・フランク氏の庭でも大切に育てられていた。

そして、1972年のクリスマスに、フランク氏より友情のしるしとしてアンネの形見のバラが聖イエス会に贈られて来たと言う。

アンネの日記のアンネ・フランクは、日記の中に、「私は世界と人類のために働きます」と、書き残していた。

このアンネのバラの教会は、彼女の平和と人類愛の理想が、多くの若い人たちに、受けつがれていくようにとの願いをこめてアンネ生誕50周年の1979年に計画され、1980年4月に建てられたのだった。

このように、アンネの父オットー・フランク氏との交流が、この教会設立のきっかけとなったのである。


阪急電車の甲陽園駅から山手の方に住宅地を上がっていった所に、アンネのバラの教会はあった。

思ったよりも小さな教会であったが、教会の庭にはアンネ・フランクの像がアンネのバラに囲まれて佇んでいる。

あいにくとバラはまだ蕾がほとんどで、これから咲いていくみたいでバラを見れなかったのは残念であるが、中で一輪だけきれいに咲いているアンネのバラがあった。

アンネのバラは咲き続けていく間に色を変えていくのが特徴で、神秘的なその色合いはアンネのように優しさを感じさせるバラであると思う。

次は、バラが満開の頃に来られたら良いのになぁ。