復興を信じて・・・
東日本大地震の被害の様子を息を呑むように見続けていて、私も心が重く悲しみに浸っていた。

その時に、心に浮かんでいたのが、さだまさしさんの「防人の詩」と言う歌で、その歌詞に震災の様子が重なって涙してしまった。

でも・・・でもでも、失われる命もあれば生まれる命、甦る命も再生する命も必ずある。

壊れてしまったように見える海も山も街も故郷も、そして人々も・・・すべての命の復興を信じていたいと思う。



「防人の詩」


作詞:作曲 さだまさし


おしえてください  
この世に生きとし生けるものの  
すべての生命に限りがあるのならば  
海は死にますか 山は死にますか  
風はどうですか 空もそうですか  
おしえてください  


私は時折
苦しみについて考えます  
誰もが等しく抱いた悲しみについて  
生きる苦しみと 老いてゆく悲しみと  
病いの苦しみと 死にゆく悲しみと  
現在の自分と  


答えてください  
この世のありとあらゆるものの  
すべての生命に約束があるのなら  
春は死にますか 秋は死にますか  
夏が去る様に 冬が来る様に  
みんな逝くのですか  


わずかな生命の  
きらめきを信じていいですか  
言葉で見えない望みといったものを  
去る人があれば 来る人もあって  
欠けてゆく月も やがて満ちて来る  
なりわいの中で  


おしえてください  
この世に生きとし生けるものの  
すべての生命に限りがあるのならば  
海は死にますか 山は死にますか  
春は死にますか 秋は死にますか  
愛は死にますか 心は死にますか  
私の大切な故郷もみんな  
逝ってしまいますか