源氏庭
ここ数日は蒸し暑い日が続いているね。

でも、今年も桔梗の花が咲く時期になったので、京都の御所の東側にある「廬山寺」(ろざんじ)に行って来た。

この廬山寺は、その位置が紫式部の邸宅跡の地域になるとされていて、この場所で「源氏物語」や「紫式部日記」を執筆したと言われている。

その所縁もあって廬山寺の庭園は「源氏庭」と名付けられて、源氏物語をイメージした桔梗の花が植えられていて、今の時期になると桔梗が開花して風情のある景色となるのである。

私も毎年、楽しみに訪れているが源氏庭の桔梗の花が高貴で凜とした美しさが好きで、庭の景色を楽しんでいると鴨川が近いために涼しい風が吹いてきて心地よい。

庭を見ながら桔梗の花を愛で、源氏物語の世界に思いを馳せるのも良いものですな。

廬山寺を出た後は帰りの電車に乗るのに出町柳まで行くので、ついでに「出町ふたば」と言う和菓子屋さんによる事にした。

この出町ふたばは、豆もちで有名で早朝から豆もちを買う人で行列が出来る人気店である。

私も近くに来た時はたいてい寄って豆もちを買って帰るのだ。

今日は「豆もち」と「葵もなか」を買って帰った。

葵もなかは、丹波特産大粒大納言を使った粒餡がたっぷり入って、餡子の美味しさを堪能出来る。

豆もちは、漉し餡をお餅で包んで赤エンドウが入っている。

あっさりした漉し餡の上品な甘さに赤エンドウの塩味が聞いて、いくらでも食べられる美味しさだ。

お店でも作る側から売れていく人気商品だが、生菓子なので賞味期限が当日のみなのでお取り寄せできない商品でもある。

食べ過ぎてお腹が苦しいわ。