雲龍院
今日も良いお天気ですが暑いですね。

今日は京都の泉涌寺付近をお散歩してきました。

今熊野観音寺・泉涌寺・雲龍院・来迎院・戒光寺・法音院・即成院・剣神社・今熊野神社とお参りして周りました。

緑がきれいで、清清しくて良いですね。

特に良かったのが雲龍院でした。

雲龍院は、泉涌寺の別院で泉涌寺の奥にあり、泉涌寺の境内からも行けますが、別に拝観料が必要になります。

泉涌寺と同じく皇室との所縁の深いお寺でもあります。

また、墓地にはあの山村美紗さんのお墓もあるのだそうです。

雲龍院では「走り大黒天」と呼ばれる大黒様が台所にお祀りされています。

普通の大黒様と違い少し怖ろしげでもある表情と、草鞋を履いて歩き出しそうな姿で不思議な印象の鎌倉時代の仏像です。


悟りの間には、悟りの窓と言われる丸い窓があり、四季の花々で楽しませてくれるみたいです。


また、忠臣蔵で知られる大石内蔵助の描いた額も公開されています。

これは大石内蔵助が山科に隠棲していた頃に、伯父さんが泉涌寺塔頭の来迎院の住職をされていて時々訪れていた縁で、こちらに額が額があるそうです。


境内の霊明殿のお庭には菊の文様に砂が慣らされて、中心に灯篭が置かれています。

この灯篭は徳川家の最後の将軍である徳川慶喜が寄進したものだそうで、本来は孝明天皇の陵墓に置かれてあったのですが、幕末の混乱で薩摩藩が放り投げたそうで、それを住職が夜中に密かに取りに行かせて、この場所に置いたのだそうです。

菊の御紋の砂紋が良い感じですね。


他にもいろいろな見所もあり、季節の花々で楽しめる素敵なお寺でしたよ。