妙満寺
京都の洛北の郊外、叡山電鉄の木野駅の近くに「妙満寺」と言うお寺がある。

けっこう広い敷地を持つお寺で、かつては洛中にあったが昭和になって現在地に移転したと言う。

この妙満寺で、目に付くのが大きな仏舎利塔である。

日本らしくなくエキドチックな雰囲気さえ感じさせる塔であるが、インドのブッダガヤの大塔をモデルにして建てられたそうである。

この妙満寺には、「娘道成寺」で有名な安珍・清姫の鐘が安置されているのである。

と言うと、道成寺は和歌山にあるのになぜ?と思われる方も多いと思うが、安珍・清姫の鐘はろいろと曰くがあって怨霊が憑いているとも言われたので、道成寺では土に埋めていたそうである。

やがて、豊臣秀吉の時代になり、話しを聞いた秀吉の軍勢がこの地域を攻めた折に、土中から鐘を掘り出して、怨霊を鎮める為に京都の妙満寺に納めたのだそうだ。

伝説では、清姫から逃れるために安珍は鐘の中に隠れていたが、大蛇となった清姫に鐘ごと巻きつかれたことになっているが、小さくて人が入るのは苦しいのではないかと思う。

洛北で少し遠方ではあるが、独特の雰囲気のあるお寺である。