吸血鬼ドラキュラ
ブラム・ストーカーの「吸血鬼ドラキュラ」(創元推理文庫・860円)を読了した。

ドラキュラと言えば吸血鬼の代名詞のようになって映画やコミック、ゲームとかでも知らない人もいないくらいに有名であるが、そのほとんどは映画とかからのイメージではないだろうか。

この本は、その源流である原作であり現在の吸血鬼のイメージを決定付けた作品だと言えると思う。

しかし、私も映画は何度も見てるが原作を読むのは今回が始めてで、私と同じように原作を読まれたことはない人もおおいのではないだろうか。

実際に原作を読了すると映画とかでは原作の人物を変えたり削除したり、またストーリーも省略されたり変えられてる所が多くて、映画とは印象が違う事に気づかれると思う。

ドラキュラもベラ・ルゴシやクリストファー・リーのイメージが強いと思うが原作のドラキュラは老人で髭を生やしてたりするのである。

それでも、原作は面白くてホラーと言うよりも冒険小説のような感じで、ワクワクドキドキしながら、かなりのボリュームも楽しめた名作であると思う。