女たちの怪談百物語
「女たちの怪談百物語」を読んだ。

これは、もともとは「幽」と言う怪談専門誌の企画で行われたもので雑誌には抜粋で掲載されたものが、本になって全話掲載されている。

宇佐美まこと・伊藤三巳華・岩井志麻子・加門七海・長島槇子・三輪チサ・神狛しず・宍戸レイ・立原透耶・勝山海百合ら10人の女性作家がそれぞれ作法にのっとって百物語を行った記録で、見届け人は京極夏彦氏である。

それぞれの体験談や聞いた話が語られるので実話だと思うとやはり怖いね。

それでも、一話一話は短いのでさくさく読めたよ。

百物語は儀式であり、きちんと作法を守って行わないといけないし、遊び半分でやってはいけないものである。

それぞれの話も面白いけれど、それらの話の間に行われたであろうトークが書かれていないのが残念な気がしたよ、と言うかこのメンバーでのトークや話し合いも聞いてみたいなぁ。