桜巡り
今日は良いお天気だけど寒いねぇ、ここのところの寒さで桜の開花も遅れそうな感じだね。

今日は早朝から京都の桜を見ながら散策して来たよ。

まずは、京阪電車の出町柳から市バスで北野白梅町に行って、椿寺に向かう。

ここも私のお気に入りのお寺で毎年この時期には訪れてるよ。

椿寺の名前の通り、ここには加藤清正が朝鮮から持ち帰り豊臣秀吉に献上した「五色八重散椿」と言う椿が有名である。

秀吉から北野大茶会の縁でこのお寺に献木されたもので、白・赤・ピンク・絞りなどに咲き分けて、花びらが一片一片散るのが特色である。

きれいに咲いている花と、散って地面に落ちた花びらが良い感じで、咲いている花も明日には散ってしまう儚さを感じさせてくれる。

また、このお寺には忠臣蔵で有名な天野屋利兵衛の墓や与謝野蕪村の師匠でもある夜半亭巴人の墓がある。

椿寺をでるとその前の大将軍商店街こと妖怪ストリートを歩いて北野天満宮に行き、甥っ子や知り合いのお子様の合格のお礼参りをする。

そこから、さらに歩いて上七軒にある千本釈迦堂こと大報恩寺に行く。

ここは阿亀さんの伝説で有名であるが、その阿亀さんにちなんだ阿亀桜と言う枝垂れ桜が見事で、ここも毎年見に来ているよ。

満開にはもう少しだけれど、きれいに咲いてて見頃である。

早朝にも関わらず私以外にも数人の人が写真を撮りに来ていたね、雑誌とかで紹介されて有名になって来たのかな。

そこから市バスで出町柳まで戻って、京阪電車で祇園四条へ。

それで四条通を歩いて八坂神社へ向かい、さらに円山公園に向かう。

花見の時期だけに円山公園ではビニールシートを敷いて花見の宴会をしてるグループもちらほらいてた。

円山公園と言えば枝垂れ桜が有名だね、少し満開には早いけれどそれでもきれいに咲いてたよ。

円山公園の枝垂れ桜も、昔はもっと枝も多くて見事だったのだけれど、年々枝が落ちたり木が弱ったりしてきている。

これは円山公園のゴミを目当てに集まってくるカラスが原因で、カラスが桜に止まったり集まったりして糞を落としたり枝を折ったり、蕾をついばんだりしたためと言われている。

先日の新聞にも、この枝垂れ桜を憂う記事が載ってたよ。

何とかカラスを遠ざけられたら桜の回復の手立てもあるのだろうけどね、ほんとに何とかしないと木がダメになってしまうよ。

円山公園には、他にも桜が多いのだけれども、私がお勧めなのが公園の坂本竜馬と中岡慎太郎の像の前にある枝垂れ桜。

これも大きくて見事な桜の木で、なかなか見ごたえがありますよ。

円山公園で桜を堪能した後は、再び京阪電車で伏見稲荷に向かった。

伏見稲荷の境内にある東丸神社にやはり合格のお礼参りに行く。

小さな神社だけど、境内の絵馬の下には千羽鶴がいっぱい吊るされている、それだけ御利益があるのでしょうな。

伏見稲荷の中を少しうろうろしていると、どこからかニャンコが出てきて、足にまとわりついて懐いてくる。

いつもニャンコと遊ぶために煮干を持ってるので、それを上げると美味しそうに食べてたよ。

ニャァと鳴いて振り返るので着いて行くと印璽神社と言う神社に案内してくれたよ、ニャンコに案内されちゃったよ、この神社が面白い神社でニャンコのおかげで知りました。

それで、帰宅したのだけど、これから桜も本格的に咲き始めるし、しばらくは桜の追いかけが続きそうだよ。