怖い絵
中野京子さんの著作、「怖い絵」シリーズが3作目の「怖い絵3」が出ていたので買って読んでいる。

この怖い絵のシリーズ(朝日出版:各1800円)は様々な名画に秘められた歴史的な背景やその意味、あるいは作者の事や描かれた事情などを解説していくもので、今までなにげなく見ていた絵画が怖いものに見えたり、描かれている真実に戦慄したりする。

この3作目でも、誰でも見たことがあるボッティチェリの「ヴィーナスの誕生」を初め、ゴヤの「マドリッド。1808年5月3日」やダ・ヴィンチの「聖アンナと聖母子」、フュースリの「夢魔」などなどたくさんの有名作家の作品が取り上げられている。

この本を読んでから改めて絵画を見ると見方や印象がまるで変わってしまったりする。

本を開いた時のページに分かれてしまうので、少し絵が見辛いのが残念ではあるがとにかく面白い本でワクワクしながら読めてしまうお勧めの本である。