幽霊絵馬
京都の革堂こと行願寺で幽霊絵馬供養が行われています。

むかし、革堂近くの店で子守りをしていた娘が主人に折檻されて殺され、遺体も隠して埋められました。

主人から、娘が行方不明になったと聞かされた両親は探し回りますが見つかりません。

そこで娘がよくお参りしていた革堂にお参りして祈願すると、その夜の夢に娘が現れて主人に殺された事を話、形見に手鏡を残して消えました。

両親は奉行所に訴えて主人の犯行はばれて娘の遺体も見つかりました。

両親は、形見の手鏡をはめ込んだ絵馬を作り、横に娘の姿を書き込んで革堂に奉納しました。

こうして革堂には幽霊絵馬が祀られ普段は非公開ですが、毎年8月21日から23日の期間に本堂前に祀られて供養を行われます。

娘の姿は見えにくくなりましたが、よく見るとおぼろげながら、娘の姿を見る事が出来ます。