大根焚
昨日は、昨年に続いて鳴滝にある「了徳寺」の報恩講の「大根焚」に行ってきました。

この時期は大根焚きを行う寺院も多いですが、了徳寺のは歴史があり有名でテレビとかで紹介されたりしますね。

その由来は、浄土真宗の開祖である親鸞聖人が愛宕山中の月輪寺に師である法然上人の遺跡を訪ねた帰りに了徳寺を訪れ、村人たちに教えを説きました。

その教えに感銘を受けた村人たちがお礼に塩炊きの大根を馳走したそうです。

親鸞聖人はそのもてなしに応え、鍋の底の煤を溶いて墨とし、すすきの穂の束を筆代わりとして「帰命尽十方無碍光如来(きみょうじんじっぽうむげこうにょらい)」という十字の名号を書いてそのお礼として残されました。

後に親鸞聖人を慕って訪れた蓮如上人の「南無阿弥陀仏」の書と一緒に本堂に掛けられています。

また、境内の本堂裏にはすすきを記念して「すすき塚」が築かれています。

こうした故事に因んで行われるのが報恩講の「大根焚」だそうで、京都の冬の風物詩になっていますね。

昨年も出かけて良かったので今年も行くと決めてたんですよね。

境内にはたくさんの大根が置かれて大きなお鍋で煮込まれていて、良いお出汁の香りが漂います。

大根焚は一椀1000円で、持ち帰れるお土産もありました。

料金を払ってチケットとお箸をいただいて本堂にあがり、テーブルについてチケットを渡すと、大きなお椀に入った大根とお揚げの煮たのが持ってこられます。

寒い中で熱々の大根はうれしいですね。

大根は大ぶりに切ってあり、薄味で美味しかったです。

その大根よりも美味しかったのが甘めの出汁が聞いているお揚げさんで、こちらは凄く美味しくてもっと食べたいくらいでした。

ああ、ご飯のおかずで食べたかったです。

ちなみに、かやくご飯の付いたのも1600円でいただけます。

今年も寒かったですが朝から出かけて良かったです、御朱印もいただきました。

あの、お揚げがほんとうに美味しくて、また来年も行きたくなってしまいます。