永遠の一瞬・1
 みんなで、わになって、おゆうぎをしていた。
 ぼくのとなりには、シーラがいて、シーラのとなりに、タケシがいる。
 てをつないで、まわりながら、おうたをうたった。
 いつもとおなじ、ぽかぽかとあたたかくて、ねむってしまいそう。
 だけど、ぼくはまどのそとに、みたんだ。
 ようちえんの、もんのまえに、おおきなトラックがとまった。
 そのにだいから、なんにんかのおとなが、ならんでかおをだした。
 てに、きかんじゅうを、もってた。

 ぼくは、はんたいがわのおともだちの、てをはなした。
 それから、ならったばっかりのたいじゅつで、シーラをたおした。
 そのあと、タケシもたおした。
 ふたりともびっくりしたけど、ぼくはふたりのうえに、かぶさった。

 すぐに、すごいおとがして、まどのガラスがわれた。