知的正直
知的生活とは、頭の回転を活発にし、オリジナルな発想を楽しむ生活(渡部昇一氏)
現代は、思考力がいる時代で、発想の強化が求められている。
そのためには、問題設定の提起力と、仮説検証の検索力が必要であろう。
今回は、渡部昇一氏の『知的生活の方法』の中から、第一章の自分をごまかさない精神に焦点を当てる。
まず、知的正直(インテレクチュアル・オネスティ) わからないのに分かったふりをしない ということである。
本当はわかったつもりでいたのに、それが間違いだったということはある。
それは当てずっぽの間違いとは違うから、そういう間違いなら、間違うたびに確実に進歩する。
己に忠実になることで、当てずっぽの間違いか、本当にそうだと確信しながら間違ったのかの区別がつく。
知的正直が、己の進歩に確実に結びつくのである。
また、読書の、つまり知的生活の真の喜びは、自己に忠実であって、不全感を誤魔化さないことを通じてのみ与えられるようだ。

渡辺氏のこの本は、古典をつくる、本を買う意味、知的空間と情報整理、知的生活と時間、知的生活の形而下学と続きますが、その時々にタイムリーに取り上げていきます。

みなさんも知的正直を実践して行って、より良い知的生活ができます様に祈っています。オッケー☆⌒d(´∀`)ノ