3つのアクセス~”知識が勝負”の世紀の企業とヒトとは(序論)
デジタル革命の進展とともに、情報産業が急速に拡大しつつある。
21世紀は 大規模なネットワーク産業が形成される。
こうした情報産業革命は、産業の変革にとどまらず、社会や生活に革命的な変化をもたらす。そして、情報産業の急速な技術進歩は、製造業、流通業など、他の産業の変革に繋がり、情報化は、企業等の組織を変革し、行政サービスのあり方にも大きな影響を与える。
さらに、医療、教育、道路交通などの仕組みも大きく変化させる。また、情報化の進展は空間的な制約からの解放をもたらすから、地域振興に新しいチャンスを生み出す。
情報産業は、新しい知識主導型産業であり、この産業の理念型としてさしあたりシリコンバレーが挙げられ、及び連動する台湾の情報産業も取り上げ、その具体像を通じて産業論的意義を明らかにし、ついで我が国の情報産業の限界について えんさんのテーマ研究のブログで論ずることとする。詳しく知りたい方はそちらをどうぞ。

なお、この論考の参考文献として 文明論としては 『情報文明論』(公文俊平)、『第三の波』(アルビン・トフラー)をまず挙げておきますので参考にしてください。