第一章 人生で一番楽しい時が、やってくる
自由を楽しめる人、楽しめない人

これからは一時間の密度が変わる

論語では、「六十にして耳順う」と言われているが、
何を聞いても素直に理解できる状態にはなっていない人が
大勢ではないかと。
この世知辛い世の中では、のんびりとしていたら確かにしてやられる危険性は高い。
だが、ある程度歳をとって来たら、そこで競り合うのは、あまり得策とは言えないだろう。多少は「年甲斐」ということも考える。それが自然な生き方だろう。
これまでに積み重ねて来た知識と経験を駆使して、ガードを固める事に専念するのだ。
成熟した大人にふさわしい行動様式であると言える。
六十を過ぎれば、人生のゴールに向かって ソフトランディングして 逆噴射しながら、速度を緩め、周りの景色も
よく見える様になり、1日一時間が段々濃密な物になって行く
ということの様です。

人生のフェーズが変わって行くのですね。