脳科学とスマホ
脳科学とスマホの関係を 茂木健一郎さんに語ってもらいました♪(v^_^)v

中略

通信形態の多様化で、スマホはもっと良くなる

――ネット上にはさまざまな情報が飛び交っていますが、それとどのように接していけば良いのでしょう?

自分が読みたい情報しか目を通さないのは、非常にまずい。そうならないためには、たとえば友達に「どんなアプリ使っているの?」などと聞き、自分の視野を広げてみるのがよいと思います。

――視野を広げようとすると、可能な限り多くの情報に触れることになりますね。

気負いすることなく、ベストエフォート(最善の努力)で行こう、と心がけるのが大切です。ミハイ・チクセントミハイという心理学者が提唱する「フロー」という概念は、リラックスした楽しい心理状態にあるときこそ最高のパフォーマンスが発揮できる、としています。視野を広げようとすることで「オーバーフロー」(情報過多。脳はオーバーフローの状態になると、見たり聞いたりしたことをほとんど覚えていない)の状態に陥るのではなく、フローの考え方を意識しながらリラックスしてできる限りの情報に触れればよい。僕だって、TwitterやFacebookのタイムラインはほとんど見ませんし、7万近い過去のツイートすべてを覚えているわけではありませんよ(笑)。

――スマホの今後について、茂木さんが期待することは?

もっと自由に、フレキシブルに使えるようになってほしい。また、人工知能(AI)が今以上に利用されていくでしょうから、人と人とのマッチングにも注目しています。最近、日本人がアメリカでリリースした「5pm」は、「今夜のデート相手を探す」というアプリ。AIの技術が進むことで、5pmと同様に「暇なとき、一緒にお酒を飲む相手をマッチングする」「英会話を教える人/教わりたい人をマッチングする」などといったサービスの質は、向上していくことでしょう。

――スマホの機種や機能はもちろん、MVNOに見られるようにサービスを提供する形態も多様化しています。

いいことじゃないですか。市場に競争原理が働いて、ますます良くなっていくと思います。昔と違って、OSやブラウザも多様化しているなと感じることが多くなりました。スマホにもPCにも、いろいろなOSがあって、いろいろなアプリ・サービスがあって……という形がいいですよ、絶対。
参考リンク
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