生命とは何か
生命とは何かというテーマについて雑誌Newton 2013.7の特集記事や私のHPの本のページのえん読日記で取り上げた生命とは何かという記事を基にして考察していきましょう。
「生命とは何か」という問いにおよそ70年前に量子力学の創始者ノエルヴィン・シュレーディンガーが物理学や化学によって答えを見出そうと試みられ、その後の生命科学の急速な発展につながった。
今なお多くの謎に包まれている生命、この生命と非生命の境界はどこにあるのか?生命を動かす原理とは?生命を人工的に作ることはできるのか?
物理学の視点からも迫っていく。
シュレーディンガーは、「生命とは何か」という彼の著書の中で、「生物体は負エントロピーを食べて生きている」と述べた。
乱雑さを減らすようにするというわけである。
生物のグループ分けとして、全生物の共通の祖先から、細菌、古細菌と別れ出て、真核生物のくくりで原生生物、植物、菌類、動物と別れていく。
これら生物の共通項は、周囲の「刺激に応答する」ことです。
また、生きるために「外から栄養を取る」必要があり、このために「内と外の区別がある」という特徴が共通にある。
それから、生物は「遺伝」という仕組みを持って「ふえる」という特徴がある。
これらの生物の特徴を実現させている実体が「細胞」で、地球上のすべての生物は細胞を基本単位としできている。
これにより製紙と皮膚細胞は独立した生物とはみなしがたい。なお、生物と非生物の境界については研究者の間でも議論があるようだ。
次からは生きているとは何かを考察しよう。更に生命を作る最先端研究、生命の未来を見ていこう。