2003年05月の記事


ビバ、タイガース
 タイガースの18年ぶりのセントラルリーグ優勝が濃厚である。ジャイアンツのクローザーが河原である限り、ジャイアンツに優勝の目はない。今夜のジャイアンツ戦、最終回の大逆転劇は、タイガースファンを熱狂させている。11点とは取るも取ったり! 粘りのタイガースの驀進は、経済的地盤沈下甚だしい関西の一隅の光となっている。

 大魔神とロバート・ローズ、二人の投打の軸が抜けたベイスターズには、また四半世紀 港 横浜の街を熱狂させることはないだろう。運なくドラフト会議の抽選で松坂を逃したことと、彼らに代わる補強を怠ったフロントの責任でもある。
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ぼくも元気です!
 あるひとから「元気です。新作を書いている最中です」、と携帯にメールが来た。たったその一言でそのひとの意欲が窺える。うらやましいと思う。そろそろ自分も書かなくてはと切に感じてくる。

 体調を崩しておよそ一ヶ月、二ヶ月前の四月から書いていないのだから、疲れの予兆はあったのだろう。ビジネス(お金もうけ)さえなかったら、食べていく心配さえなかったなら、と思うこともある。でも、そんなことは理由にならない。

 かの深沢七郎はこうあった。日劇ミュージックホール(ストリップ)のギタリスト。借財を抱えた逃亡者。農場主。そして、最後に心臓の病で「好きなこと」がこれ以上拡がることがない現実にあって、「風流夢屋」という今川焼屋をやりつづけた。彼に家族というものがあったのかどうかは知らない。が、「楢山節考」「笛吹川」の二作は絶妙である。

 ぼくの怠惰は本業でないから許されている。むろん本業が、家計に響くような状況であるなら、かみさんに三行半を突きつけられるのが落ちだろう。そんなふうに言い訳をしているうちは、やっぱり本物を書くことはできないのであって、携帯の返信に「ぼくも元気です。続きを書いています」と、なかなか言えないのである。今さら自由奔放に生きられないし、生活パターンを変えることは至難の業だ。が、そろそろ復活といきたいと思ってもいる。
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ひとり暮らし
 今夜はチョンガーである。思えば、この家に住んでより一人で暮らすのは初めてのことだ。昼食も夕食も外で食べた。昼に新聞を読んでしまったので、待っている間、携帯でテトリスをやって遊んでいた。一人携帯でゲームをやろうとは、ちょっと惨めな気がしないでもなかったのだが。

 かみさんは娘のところへ行っていて、小五の息子は五泊六日の自然学校へ行っている。午後の郵便で息子からはがきが届いた。乳牛の絵が描いてあって、釣りをして初めて魚が釣れたこと、牛の乳を搾ったこと、友達といっしょにすごすことが楽しいとへたくそな字で書いてあった。

 三度ばかり川釣りに連れて行ったことがあったが、毎回ボウズだった。ぼくは何匹か釣ったのだが、息子は浮の引き加減を判断できなかった。だから、生まれて初めて魚が釣れたことはとてもうれしかったのだと思う。子供はできなかったことの一つ一つができるようになると、得意満面になる。自転車、自転車の片手乗り、口笛、指を鳴らす、たんぽぽの茎で笛を吹く、からすのえんどうで笛を吹く、高いところから飛び降りる バクテンができるなどなど。

 台風の影響で雨が降ってきた。まだ風呂を入れていないが、入らずにすましてもいい。とても静かである。雨音と「じ〜」というような光ファーバーのかすかな騒音が耳に入ってくるだけだ。一つ家の中で一人だけで暮らすということ、学生時代のアパートの奔放な一人暮らしとはちがう。家には歴史があり、住んでいた家族たちのにおいがある。ひとりでいることは孤独でもない。が、快適でもない。

 もしこのまま、この広い家で一人きりになったらどうなるだろう? 食べるほうは朝以外は外食になると思う。掃除洗濯はシルバーセンターに依頼して、週に二〜三回手伝ってもらうことにするだろう。とりたてて困ることはない。が、病に臥したときだけは心細くなるにちがいない。おそらくぼくにはそんなことはありえないが、かみさんのほうはいつかありえることだと思う。

 「おとうさん、おかあさん、ぼくは元気です。よくねられます。とても楽しいです」 あさってには帰ってくる日本海からの息子の便りを、まだかみさんは読んでいない。初めて受けとる息子からの便り、初めて親と離れて過ごした息子、一人初めてこの家で暮らす自分。こんな状態がもし一ヶ月以上続くなら、ぼくは誰に便りを書くことだろう?
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デーブ大久保
やっぱりダントツのビリケツ、88もたたいてやがんの。
我々仲間のふだんのスコアとぜんぜん変わらない。
彼ら(当人および彼をプロと認定した連中、主催者推薦をした連中)は、日本人の恥というものを知らないのであろうか?

女子プロのトーナメントにアマチュアとして出場し、好成績を収めている中学生の金田久美子ちゃんや高校生の宮里藍ちゃんが、こんなふうに笑ってると想像する。

「かっこわる〜い」
「どうして男子プロは、あんなへたくそでかっこ悪い人出場させるんだろ」
「いっしょにラウンドする人気の毒よ。おしゃべりのボギーゴルファーといっしょじゃ、リズムが狂っちゃうしね」
「ほんと、あきれてものが言えない。これで去年から4回目よ」
「お兄ちゃんたちいっしょでなくてよかった」
「ゴルフはとばしゃいいもんじゃないわ」
「とぶだけならバッタでもできるよね」
「うふふ、笑えちゃう。野球ならファールで打ち直せるけど・・・、そうかあれでも元プロ野球選手なんだ」
「『デーブ』って映画になかったっけ?」
「あった、あった、そっくりよ」
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ダイヤモンドカップトーナメント 5/29〜6/1
デーブ大久保 「相手より少ないスコアで上がる方法教えてよ」

やまにし亭 「ベイスターズの真似してりゃいいんだよ」

茨城県「大洗ゴルフ倶楽部」


 実力なんて皆目ないのに、客寄せパンダとしてプロゴルファーに認定されたデーブ大久保。そのへたくそぶりはギャラリーの失笑を駆っている。主催者推薦で出たすべての試合(4試合)でBB or BM (ビリかビリの一つ手前)。バンカーで三回叩いて、ギャラリーに「へたくそ!」と馬鹿にされ、「もんくあっか!」とやりかえす始末。野球解説およびタレント稼業のかたわらプロゴルファーだなんて、デーブ自身はもとよりプロゴルフ協会は恥ずかしくないのだろうか? 恥を知る人間ならあんな技量で試合に出たりなんかしないって。デーブの出場によって、毎日必死で練習して、それでも試合に出ることが叶わない若手プロたちのやるせなさはつのるばかりだ。出場枠は限られているのだから。

 阪神タイガース対横浜ベイスターズ(甲子園球場) 昨日、競りあって4対3でタイガースの勝ち、ワンアウト満塁、ワンアウト1塁3塁などのチャンスで外野フライ一つ打てないベイスターズの拙攻。ヒット数ではタイガースを上回っていた。
 今夜、前半でタイガースが10対3でリード。後半ベイスターズのホームラン攻勢による猛追も及ばず、10対9でまたタイガースの勝ち。ベイスターズ、1〜4回、投手陣が崩壊毎回得点を許す。対戦成績はタイガースの10勝1敗。対ベイスターズ戦10連勝。
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ダイエー球団の身売り
 福岡ドームで西武ライオンズとの首位争いをしているさなか、ダイエー球団の身売り報道に王監督が激怒しているとある。球団の中内正オーナーは、ありえないことと強硬姿勢を崩さないが、彼自身がオーナーとして存在していることこそありえないことだ。

 バブル期、スーパーダイエーは創業者中内功氏の道楽のような野望のもとに、福岡三点事業(プロ野球、ドーム球場、ホテル)を遂行した。それはすべて借入金でまかなわれ、約6.000億円という巨額なものだった。そのビジネス(?)はダイエーが債務超過にいたった額の約半分ほどと推定される。

 球団オーナーの中内氏が保有する球団株式の40万株(約半数)は、1株1円、たった40万円で父親から譲り受けたものらしい。昨年、TBSはマルハ(旧大洋漁業)から横浜ベイスターズの球団株51%をマルハから取得し、ベイスターズの球団オーナー企業となった。その取得金額はおよそ120億円といわれている。中内氏から当時の国税局は贈与税をとったのかどうか、はなはだ疑問が残るところだ。

 ダイエーの主力銀行はUFJ銀行である。同行は昨年政府から公的資金(国税)の注入を受け、どうにかこうにか基準の自己資本比率を保っている状況である。いわんや、間違いなく倒産だったダイエーは、政府による債務免除を受け、50%の減資をし、産業再生法の適用を受けている身分である。が、適用後の初年度から単独経常利益目標を著しく下回り、政府の管理のずさんさとダイエーの経営力の脆弱さが改めて指摘されている。

 福岡事業買収に名乗りを上げた各社の提案では、球団買収を前提にした買収額は最大600億円規模で、球団を切り離した場合と比べると二倍近く高かったもようである。巨額な公的資金(国民の税金)の注入を受け、いまだ再生のめどがたたない企業が四の五の言っていられる場合か、また日本ナンバーワンだったスーパーを凋落させるにいたった創業者の次男が、オーナー然として居座って許されるものかどうか、一部の身勝手な人たちを除いて、一目瞭然自明の理の球団売却だとぼくは思う。

 道楽した金の10分の1が戻ってくる。株式会社ダイエーが去ってもホークスはなくならない。だから、ダイエーファンのかたがたはダイエーという名前にこだわらないで欲しい。公的資金で生きながらえている企業が債務のため本業以外のものを手放すことなど当然のことであって、日々迷惑をかけている国民に頭を垂れて、ダイエーは潔く、一日も早く身辺の整理してしまわなくてはならない。
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季節
 我が家の花壇では、もうすぐ六月になろうとしているにビオラの花が満開である。早朝からの涼しい雨のおかげでまた元気をとりもどしてきたようである。昨年の晩秋より咲き始めてちょうど六ヶ月、さすがにパンジーのほうは花が小さくなり、色彩のトーンが褪せ、徒長した茎のせいで頭が下がってきているのだが、ビオラのほうはいささかの衰えもない。カラフルな色のウェーブが、五月の強い光線にきらめいて、道行く人たちをなおのこと楽しませている。例年なら名残を惜しみながら彼女たちを引き抜き、夏の草花のための土の準備を整えているころだ。

 ぼくのガーデニングの作業場、二畳ほどのアクリルのハウスでは、ジニアとマリーゴールドが蕾をつけている。育苗ポットの底からは白い根がたくさんはみ出し、生育度合いから窮屈極まりない状況になっている。花の定植には適期があって、その時期を逃すと十二分な生育と開花が望めない。できれば梅雨の季節に入るまえに植えつけて、土壌にしっかりと根づかせてやりたい。

 ハウスの棚にはペチュニア、メランポディウム、日々草、インパチェンスの幼い苗が次第に成長を速めている。彼女たちにはまだ一ヶ月ほどの猶予があるが、夏の草花の成長の速度は、遅々として進む寒い季節のものとは比べものにならない。

 だから、いまだ満開のビオラを見ているとひどいジレンマに陥ってくる。どう長く見積もっても選択の猶予は二週間、季節を超えてビオラを守り続けるか、盛夏にふさわしい彩りを選ぶか。真夏にまでビオラは咲けない。咲かせられれば、我が家の花壇は園芸大賞ものだろう。ぼくの選択肢は決まっている。花を手折ることに躊躇はないが、美しく咲いている花々を根こそぎ抜いてしまうことにはとても勇気がいる。無残なことをしているようで切なくてしかたがない。彼女たちは病気もせず、害虫にもやられず、どうして半年ものあいだ咲き続けることができたのだろうか?

 もちろん夏花壇の構想はできている。そして、真夏にそれぞれが満開のときを迎えれば、またビオラやパンジーの播種の時期がやってくる。夏の草花は、毎年秋が終わるころ、ビオラやパンジーを植えつけるとき、その寿命を終えていて、ぼくをこんなジレンマに陥れたことがない。季節はいつも巡りくるものだ。季節はいつも去っていくものだ。でも、ほんのときおり、その当たり前のことでぼくの気持ちが逡巡することがある。それは今年のビオラのことでもあるし、齢を経ながら人生の端々で対面する折々の機微でもある。
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夢と現実
アニカ・ソレンスタムが90位となり
70位までの予選通過ができなかった。
あれだけマスコミのアニカ狂想曲が吹き荒れれば
彼女もプレイに集中できなかったろう。
だが、彼女よりスコアが悪かった男子プロも多く、
アニカの挑戦が夢と現実のちがいだと判断するには早計だと思う。

今回はアニカの勇気あるチャレンジに心からのエールを!
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オキーフの恋人 オズワルドの追憶
 スティーブン・キングの「ドリーム・キャッチャー」はどうにか全巻読み終えたが、辻仁成の「オキーフの恋人 オズワルドの追憶」下巻は読むことをやめにした。上下巻とも引き違い書棚の裏側へ放りこんでおく。もったいない3.360円だった。

 この小説はやたらエロシーンが多くて、そのくせきざな文学的表現がいっぱい出てくるので辟易させられた。まるでアダルトビデオに出てくるレベルの連中が、もったいぶって難解な用語を使っているかのようである。エロ小説を読むのなら、単刀直入にどきどきわくわく興奮するフランス書院の物を読むほうがずっといい。

 文学は文学らしく、娯楽小説は娯楽小説らしく、エロ小説はエロ小説らしくが、僕の個人的感想である。「ドリーム・キャッチャー」は、キングの作では退屈な部類だったが、彼なりのエンターテイメントだった。僕は辻氏におちょくられているような気になったのである。以下の冒頭の一節に興味をもたれたかたは、物は試しにと読破を試みられるのも一興かと・・・。

 『ぼくには人に言えない秘密がある。誰にでも一つや二つは秘密があるものだが、ぼくの秘密を言葉で説明するのは非常に難しい。ぼくにはぼくにしか見えないインナーチャイルドがいる。いつからその子がいるのか分からない、気がついたときにはすでに傍(そば)にいた。<中略>

 インナーチャイルドのオキーフはぼくが仕事をしているときに現れて、机の上でごろごろとしている。初めて恋人が出来て、セックスをしようとした時にも現れて邪魔をした。小さなオキーフは少女のくせに、小さなペニスを持っていた。それをわざわざ勃起させて、ぼくを困らせた。誰にも言えない秘密である』
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Go Annika
 テキサス州フォートワース発。5月22〜25日、女子ゴルフの第一人者、スウェーデンのアニカ・ソレンスタムが女子として58年ぶりに米男子ツアー(バンク・オブ・アメリカ・コロニアル)に出場する。その組み合わせが昨日発表され、日本ツアーでおなじみのディーン・ウイルソンとアーロン・バーバーと予選ラウンドを共にすることになった。

 アニカは女子では実力人気ともに史上最強といわれるだけあって、会場となるコロニアルCCでは非常な盛り上がりである。3日前より、米国はもちろん、母国スウェーデンなど、世界各国からたくさんの報道陣が集まった。例年の3倍以上となる588人分の取材章が発行され、会場の売店では「Go Annika」と書かれた帽子やサイン入りボールなどが売られるなど、女王は既に「時の人」となっている。

 彼女の男子ツアー参戦について、多くのゴルフファンが興味津々であることは疑うべくもないが、実際に受けいれる側の男子アメリカツアープロゴルファーたちからは何かと賛否両論が出ていた。負ければ何を言われるか分からない男子プロは戦々恐々していたともいえる。とりわけ世界ランキング4位、フィジーのビジェイ・シンは「男子ツアーに出場するのはばかげている」「いっしょにラウンドすることになったら棄権する」「「彼女の予選落ちを願う」と出場に異議を唱えたと伝えられ、批判が高まっていた。結局、シンは奥さんとのバカンスの約束を理由に敵前逃亡を決めこんでしまった。

 アニカ・ソレンスタムは語っている。「とても興奮している。歴史的な週になると思う。これは人生一度きりの挑戦になると思うので楽しみたい。誰も私に期待していないし、失うものもないのだから」「エベレストに登るようなもの。何年もこのために練習してきた。これが小さな子供たちや、女性にも男性にもよいお手本になれればと思う」

 ―批判に対しては
 「知っている。私が言えるのは、『誰も自分の意見を言う権利をもっている』ということ」

 ―この出場で何を証明したいのか、どんなプレーをしようと思うのか
 「何かを証明するためではなく、自分を試したいだけ。私はいつも自分を磨いてくれる選手を探してきた。そして今、世界最高の選手たちとプレーする機会を得た。これを今後の練習の動機づけにしたい。自分にとってのベストのゴルフができれば成功。ふつうの調子ならパープレイでいけると思う。いつものクラブを持ってきた。感覚と本能を信じ、いつもと違うことをするつもりはない」

 先々週、日本女子ツアー「加ト吉クイーンズ」に招待選手として参加したアニカは、時差ぼけにもかかわらず、他のプロを寄せつけず、赤子の手をひねるほどに圧勝した。彼女の招待金額はトーナメント総額と匹敵し、アニカの実力と人気のほどを見せつけて離日した。男子プロと比較し、パワー(飛距離)では劣るものの、限られた距離内での正確性、技術、精神力、感性は、一流男子プロと比較して勝るとも劣らない。

 先週、欧州トーナメントに参戦していたタイガー・ウッズが、ドイツよりエールを送っている。タイガーは、米男子ツアーに初挑戦するアニカに対する全面的支持を表明、「彼女には4、5回のチャンスが与えられるべきだ」と述べた。またウッズは「彼女の実力を判断するなら、4つか5つの大会に出場させなければフェアとは言えない」と話した。「1試合だけでは何が起こるかわからない。首が痛いこともあるし、調子が出ないときもある。仮にそうした試合だけで判断されるとしたら不運なことだ」とつけ加えた。また、ビジェイ・シンが、ソレンスタムと同じ組になったら棄権すると語ったと伝えられたことについては、「残念だ」と述べた。そして「それが皆の共通した意見だとは思わない。ビジェイの考えに過ぎない」と加えた。また、個人的に電話で男子相手の振舞いかたをアドバイスし、アニカを勇気づけ、励ましたという。

 年初からの予定でタイガー自身が参加しないのは残念だが、ビッグネームではフィル・ミケルソンやセルヒオ・ガルシア、デビッド・トムズ、ニック・プライス、日本から丸山茂樹らが出場を予定している。スポーツのなかで、ゴルフが最も年齢性別による力量の差がつかないともいわれるが、それはパワーだけではないテクニック、微妙な感性、頭脳的判断、繊細かつ強靭な精神力を要求させるからだと思う。さて、今週末は「Go Annika」のバッジをつけてBS放送を見るとするか。がんばれアニカ、しなやかな蝶のように舞い、普段のままに実力どおりのプレイを見せて欲しい。そうして、男とか女とか、若いとか若くないとか、肉体の強弱とかの垣根を超えたゴルフというスポーツの楽しさを示してもらいたいのである。
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日本人が国債を買う理由
 不良債権処理とデフレ不況に苦しむ日本国政府が、毎年30兆円以上の国債を発行しているのは周知の事実だが、昨年個人向け国債が発行され売れ行きは上々だったという。10年物で利回りはたったの0.09パーセント、総発行額は3.800億円だった。これに気をよくしたのか財務省は、平成15年度は、年4回で1兆5.000億円ほどの個人向け国債の発行を予定している。

 なぜこれほどの大量の国債を、0.09という低金利で発行することができるのか? なぜ国民はそのような条件で国債を買うのだろうか? 為替変動はあるというものの、たとえばオーストラリアドル建てMMFを購入すれば、年金利4.5パーセントほどが得られるというのに。オーストラリアはもちろん、カナダにしろニュージーランドにしろ金融における国家財務の格付けは日本より上位にある。世界情勢を鑑みて、三国はともに国債の発行額が少なく、何より自給自足ができる資源国である。だから、当面為替変動はリスクではなく、円安によるプラス要因となっている。日本経済の低迷により、この2ヶ月足らずで豪ドルは70円から77円にまで上昇した。市場のコンセンサスでは、対米ドルおよびポンドを除く世界通貨では、円安の傾向はますます強まり、20年前の対豪ドル200円が視野に入ってきたようだ。

 また、世界金融筋では、経済音痴な政府高官、財務省連中を更迭し、「りそな」国有化のようなことを安易にとらまえず、氷山の一角として死に物狂いで金融対策に取り組まなければ、早晩アルゼンチン現象が日本にもありうるとまで警鐘を鳴らしている。

 で、それでもデフレ不況に苦しむ日本人が、なぜそのような国債を買うのか? それには4つの理由が想定される。

 1、国民(概して高年齢者)が大量のお金を保有している。
 2、政府以外にお金を借りようとする人がいない。
 3、政府を信用している。江戸時代の徳政令のように借金を踏み倒したりしないだろうと信じている。
 4、デフレで金利がないに等しい。つまり物より現金の価値が上がっている。

 まるで負の連鎖のようだが、上記の4点が積み重なって国家の財政状況の悪化にもかかわらず、超低金利で大量に発行される国債の魅力(?)が増し、販売絶好調現象を生んでいるのである。

 ちなみに僕は日本人だが国債は買わない。100万円を10年拘束され、金利合計たったの9.000円(税引き前)じゃあほらしすぎる。10年間道歩いてりゃあ、1万円くらい拾うわい。とはいったものの詰まるものがないんだけど・・・・・。
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亭主元気で留守がいい
 昔、流行った言葉。
 実に云いえて妙、かみさん勝手な言葉だとは思わない。
 今日一日、外で元気にすごして、僕も元気で留守がいい。

 バーディーが二個出たもんな!
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クローバー
 芝草のあちこちにクローバーが繁茂している。ほかの雑草なら引き抜いてしまうのだが、クローバーの群れは嫌いじゃない。今は白い花の盛りで、芝生よりずっと色濃い緑の葉とともに、五月半ばの日暮れどきにとても清々しい。

 クローバーといえば、誰もが思うのが「幸福の四葉のクローバー」。十代のころ一度たりとも見つけることができなかった。だから、僕に相思相愛はないんだと思いこんだりしたものだった。学生時代、ようやく六甲山の高原で見つけることができたもの、それは本当に幸福のクローバーだった。

 我が家のクローバーからは幾本でも四葉を見つけることができる。こんなにたくさん四葉があると、なんだかあんまりうれしくないと、受験生のときの娘が言ったものだが、よく探していると四葉どころか、五葉、六葉までが見つかる有様だ。

 以前、よく行くゴルフ場でその多葉クローバー現象を見つけて、農薬のせいだと思ったことがある。でも、そうではなかった。これは間違いなく生態系の変化だ。四葉のクローバーが貴重品だったころ、僕らの周りに「アトピー」やら「花粉症」の子供たちなんていなかった。

 AIDSやSARSが発生し、世界中にいろいろな奇病が発症しはじめた。科学の進歩とともに地球は限りなく変化を余儀なくされている。人間の繁栄という名の下に、人間たちは不可侵な部分に立ち入っているのではないか。あるがままの地球、あるがままの宇宙、自然の摂理から見た現代の人間こそが、いわゆるエイリアンなのかもしれない。我が家のクローバーの群れが物語る僕の空想壁、ペシミストたる日暮れである。

 手に持った四葉のクローバー、5本。ちなみに、農薬は一切使っていない。
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天候は
 希望通りに晴れてくれないし、雨が降ってもくれない。明日は雨の予報だった。が、月曜日に持ち越すようだ。雨なら休息をと思っていたが、降らないのなら一ヶ月前の約束を守らなくてはならない。だから、あしたはたぶんゴールデンバレーの月例杯、スコアも握りもどしゃぶりに決まっている。

 喜んでいるのは甲子園球場、阪神タイガースの18年ぶりの悲願の優勝は、地盤沈下甚だしい関西経済の一縷の光明なのだから。ところで、尼崎信用金庫ではタイガース預金なるものがあり、タイガース優勝の暁には割り増し金利がつくそうな。

 口が裂けても横浜銀行のことは語るまい。二兆円の公的資金再投入を申請する金融危機の「りそな」よりはましだけれど・・・。
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ひさびさに
 一日が長くなった。夕暮れの訪れが日ごとに遅くなっている。早やあと一ヶ月もすれば夏至がくる。

 快晴の日の夕方を散策するのは殊のほか優雅な気分にひたることができる。空気は澄んでいて、ときおり吹く風が心地いい。まわりはどこも新緑がいっぱいで、植物の息吹は外気だけでなく、人の心まで浄化させてくれるように爽快だ。

 バラが開花し、梅や花梨の実が見事な緑にふくらんできている。十二月に花開いた枇杷の実は来月には収穫である。カラスの親子がアホウ、アホウと鳴いているが、そのほとんどは彼らの餌となる。我が家のビオラは未だ満開で、先からの長雨にも草姿を崩しさえしていない。夏野菜の苗もしっかりと根付き、夏の訪れとともに例年と同じように収穫をもたらしてくれるだろう。

 通りの家々のプランターでは、ペチュニアやマリーゴールドなどの夏の花が顔をならべ始めた。園芸店ではすでに一ヶ月前から夏の花の季節に入っており、植え込まれた苗の生育状態は気温の上昇とともに季節を先取りしている。

 我が家の夏草の生育は順調である。先月末の気温の低下のせいでペチュニアとインパチェンスの発芽状態が今ひとつだが、その他の草花の苗は、パンジーとビオラの盛りが終わるのを今か今かと待っている。フレンチ・マリーゴールド、日々草、百日草、メランポディウム、そしてすでに縁どりとして半分ほど植えつけたスィートアリッサム。それから新種のペチュニアとインパチェンス、ブルンバゴとペンタスである。

 久々に記している間に日が暮れてしまった。怠惰な日々を過ごしている間にもいろいろな出来事があった。人は何をしていても、何をしていなくても時だけは過ぎていく。生きているということはそういうものなんだとつくづくと思う。いわゆる世の中のこと、また個人的なこと、どのようなことでも関わろうと関わらまいと、時だけは必ず過ぎていく。今日の一日の名残にようやくの快復を感じる次第である。

 体調がよくない間に東京へ行っていた。

 朋あり遠方より来る
 亦楽しからずや

 冒頭に上記の論語の一節が記された手紙が届いたのは、今日の午後のことだった。彼を故郷の山河でもてなし、旧友を暖めることができる日を待ちわびてしまう。彼に故郷と呼べる家はすでになくなっているのだから。
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5月に入ってより
 風邪をひき、2日から4日まで38度ほどの熱が続きました。5日より熱は治まりましたが、現在においても、えも言えぬ疲労、倦怠感に悩まされております。とてもつらく、日々の仕事、生活にも苦労しております。あさってからの上京予定もあしたの朝の具合次第になりそうです。航空券の費用はディスカウントチケットのため、半分ほどしか返ってきませんが、できれば寝ていたいという心境です。

 こんな風邪をひいたことは、成人して以来記憶にありません。巷を騒がしている「サーズ」でないことだけは、レントゲン写真による医師の診断で判明をしておりますが・・・・・。というわけで更新を滞っている理由は上記のとおりです。わが身がいちばんかわゆうございますので、どうかご理解のほどよろしくお願いいたします。
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