イスラームの科学の発展 続き
8.22 Sun イスラーム科学の発展 part 5

at 2004 08/22 22:57 編集

イスラーム文明が生んだ新しい科学としては「光学」があげられよう。その創始者は、イブン=アル=ハイサムである。
ギリシア以来物が見えるということは、「目から視線が放射されて、それが物に届くことによって物が見える」という<触覚モデル>が一般に行われていたが、彼は「光が眼に達することによって見える」と言う風に考えを転換させたのである。アル=ハイサムの光学書も十二世紀にラテン語に翻訳され、西ヨーロッパでアル=ハーゼンの名で知られ、ケプラーやロジャー・ベーコンにまで影響を与えた。(~~)/b
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8.30 Mon イスラーム科学の発展 part 6

at 2004 09/01 01:28 編集

イスラーム医学もインドやギリシアの医学を継承し発展させたものである。特にインド医学の影響は大きく、イスラーム医学の最初の成果アリー=ラッバン=アッタベリー著の<智恵の楽園>では、その中の二章でインド医学の要約とインドの薬品の紹介を行っている。
イスラームの医学者で西ヨーロッパにもっとも大きな影響を与えたのは、アル=ラージ-とイブン=シーナーである。
外科についてはコルドバの宮廷医師だったアブー=アルカ-ンが有名である。彼の著作である医学百科全集<タスリーフ>の中の外科医術について述べた部分は、十八世紀まで西ヨーロッパで使われた。(*^_^*)/b

✨ 今回は、光学と医学を 再び取り上げて見ました。
復習になるかと思います。
アラビア科学は、継承しつつ、発展もしたと言う事で、近代科学の礎になったのですね。