三連休の後遺症
成人式は一月第二月曜日にとか祭日が日曜とぶっかった時は振替に次の月曜日を休みにする。

こんないい加減な暦は何時から始まったのだろうか。勤勉な日本人が欧米の怠惰精神を習ったのか、後進国の低い賃金にデーター面で少しでも近付けるためとかいう理屈を聞いたことがある。

働き蜂のどこが悪いのか。今朝の小中学校の登校風景を見れば一目瞭然だ。

いやいや、だらだら仕方なく登校する。三日も遊べば体もだれるのである。夜遅くまで起きて、朝寝をする。

我が家にもその影響が現れた。登校を嫌だといったことのない孫娘が、「嫌だなー学校って行かなければならないの」と私がもっとも危惧する言葉を口にした。

そして、私の腰に貼ったホカロンに両手を当てて、背中にへばりついて友人を待った。

本気ではないが、そんなことがチラッと脳裏を掠めたのだろう。これは不規則な三連休の悪弊だ。

パパは前後の土、月は働いている。日曜日一日は朝から晩まで家族サービスである。

昨日の成人式に国道を車で走って驚いた。昼前なのだが、マクドナルドのドライブスルーに並んだ車の列である。20台は超えていた。

休みになるとこんな店で、朝食兼昼食を買って済ませる人間の、否、若者の家庭だろう。

学力も低下したという日本の子供たち。栄養面でも偏食か栄養失調が多いことだろうと思った。

うるさいだろうが、両親や老人が近くにいて、見てやらないと出鱈目が増徴する。

孫、弟、幼稚園の年中組みが今朝送り出そうと門へ出て待つと、出てこない。縁側のガラス戸が開いて、娘が顔を出した。

われわれの音がしたのだろう、「今日風邪で休ませるの」と言ってきた。

熱でもあるかと心配して行くと、本人は起きてオムツを買えていた。パジャマ姿。同時にママも同じパジャマ。

昨夜鼻詰まりで・・・という。家内と二人で笑った。また、弁当を作るのが嫌で休ませたと。

何も言わず母屋へもどったが、そんなに大変なことかと情けなくなった。

彼女の高校と大学はすべて家内が毎日弁当を作って持たせたのである。其れを学んでわが子へしてくれると思うのはわれわれの勝手な願いなのだろうか。

幼稚園選びが、週に二回と一回の弁当持参の幼稚園の一回を選んだのだから、作るのが面倒にぱ違いない。

給食を食べてくれるほうが子供の栄養を考えると良策なのかもしれない。