救急車
朝、珍しく家内と整髪に出かけた。生憎携帯電話を忘れてもいた。

名古屋
の手芸材料店へも頼まれて中々行けないから、この際、寄り道した。

帰宅すると、娘と、婿から電話が入っていた。

ご近所の親しい人たちが心配して来てくれて「お2人ともお元気で良かった」という。

聞くと、娘と幼稚園の孫が救急車で座って乗っていたから、病人は私か家内と思ったらしい。

声をかけて出かけるのだから、そのときは何でも無かった筈。

手術後だけに、注意をしていた。婿が近所に仕事場があってきていたから、と言うものの、呼んだらしい。

2人に電話もメールも届かないから、手術で世話になった病院へ電話した。

「異常なく、ご主人と帰りました」という。昼時でもあり、何処かで食事をして帰宅したらしい。

「お腹がいたくなったので、癒着でもあるといけないと父さんが言ったからだ」と言う。

平素私の話を聞かなくなった娘が、自分の事となると腹が張った程度で、救急車を呼ぶ。

恥ずかしい限りである。大事無かったことに安堵はするが、情けなくなってくる。