暗い空の雲間から太陽が

し暑くなりそうだ。西は雨が近ずいているとのこと。

定例日より二日早く孫が泊まると言い出した。水泳教室も私とだけ行くからママと弟は来るなと言う。

尤も、自分の子供の上達を見るでもない、ショッピングに興じる。弟とゲームセンターである。

必ず、二階の父兄席を見上げる子供たち。
手を振るから、こちらも見ているぞと手を振る。

始終そこから動かない父兄は半分近い。娘が行かないのを知ってからは私がそこに陣取ることにした。

上達の具合を知るのに好適である。月謝をとるだけあって、丁寧に基礎から教えてくれている。

一年もすると皆クロールは泳げるようになる。正式なフォームは私の我流とは異なる。

河で覚えた私の泳ぎは古式泳法に近い。急流では、顔を水中に泳いだら岩に頭を打ち付けてしまう。

平泳ぎ背泳ぎバタフライ全てOKだか、正式の違いをここで知った。

直径100m以上もある沼。高い端の上から飛び込むのは足からだ。格好の悪さはあるが、怖さを知らない、田舎流。

コーチの教えが届かない手の動かし方を補足する。次の泳ぎに治っているから嬉しい。

姉が登校した頃、弟とママは風呂へ入っている。彼がお漏らしをしたらしく、叱られている。

姉の言う「ママは怒るのが趣味だものね」は当たっているらしい。

父親は夜帰るとママの言うことをきいて、そのまま、再度叱るから愚かである。

子供から真実を掴もうとしない。それを望むのは無理なのだろうか。

私ならそうするのだが、年齢のせいにされるから、どうしようもない。

馬鹿につける薬はないと、私の何時もの捨て台詞。