午後に電話で悲報
展覧会の常連で、昨年は春陽会の会友に推挙されて張り切っていた男性が急死。

ビップの多い展示の中に飾られる自分の絵を喜び、私との縁十年近くなった。楽しい時間を過ごさせて頂いて、有難うございましたと言われて、しばし、言葉が出なかった。

一昨年は当方へ、昨年は彼のお宅をどうしても寄ってくれといわれて、お邪魔したことがあった。

私の作品の掲載された本を何冊も持っておられたのには驚いたり、感激したりした。

過去に脳梗塞を患い回復されていた。ただ、今回聞いた話は医療ミスに思えてならない。

血液を流れやすくする薬剤を飲んでいたからだ。救急車で運ばれ、レントゲンで毛細血管の異常は発見されていた。

一週間も入院すれば良いとの診断。次の日に亡くなった。心臓麻痺だったという。

その薬を飲んでいて、毛細血管に出血を発見しながら、大丈夫というのが納得できない。

流れを良くする反面、止血効果が遅れるとも聞く薬だ。かかりつけの病院でこの手落ちはなんだろうと不思議に思った。

まだまだ、長生きしてよい作品が描ける人なのにと悔しくなった。

毛細血管の小さい出血段階で何らかの手を打っていたら、次の日の急逝は無かったのではないかと思った。

奥さんには今日は話さなかったが、落ち着かれたら、詳しい様子を再度伺う必要がありそうだ。

近くのSCからお供物を送付した。安らかに永眠を祈って     
             合掌