2008年04月の記事


ガソリンスタンド満員
明日の衆議院で石油税暫定税率の復活と聞いて、満タンにするドライバーで長蛇の列という。

これがせめてもの庶民の抵抗なのだ。満タンにしても2000円程度の得なのだが、与党はこれを道路の必要性を力説して強引に復活しようとしている。

和歌山県のように道路の遅れているところを例に出している。それは必要だが、目的外に無駄使いするのを再開するというのか。

また10年延長と言うのが理解できない。
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衆院山口補欠選挙
衆院山口2区補欠選挙は民主党の前衆院議員で社民党推薦の平岡秀夫氏(54)が、自民党新人で公明党推薦の元内閣審議官山本繁太郎氏(59)を破り、4回目の当選を確実にした。

政治へ対する不満が表れた結果である。福田政権はこの結果を受け止めて、暫定税率の再会と老齢者保険制度は中止すべきである。

さもないと与党は取り返しのつかないことになる。自民党の全てが現政権のミスを認めているわけではなかろう。
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雨の中の冒険
三時間過ぎて帰ってきた母子。雨も止んでいたが、昼食とゲームをしていたという。

40近くなって子供と同じ程度に怒る気もしない。弟の自転車がブレーキの効きが悪い。

微調整して直す。メカの好きな子供はその間真剣に見て手伝いをする。「どうしてじいじは沢山道具持ってるの?」沢山ではないが、一通りなんでも揃っている。

日曜大工の一揃いもある。時間が無くて最近はそれ程用を成さないが子供がいると、結構、あれこれ必要になるものである。

私も小学校時代に近所の自転車店の叔父さんに可愛がられ、手伝って一人前になった頃を思い出した。

娘はすぐに次のを買おうかなと言う。もう少し乗ってから一回り大きいものを買ってあげようと思うが、修理して大切にすることも教えたい。
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晴天
日中暖かくなるとの予報だが、風が冷たくそれ程上がらず。

登校拒否寸前の友人のために、クラス替えで友人がないのも原因の一つかと、孫娘はどちらの組の友人も呼んで園子と仲良くできるようにと午後、我が家へ数人を呼んで遊ぶことになる。

社会人には5月病があるように、四月は気の弱い子供には試練なのかもしれない。

沢山友達のいる我が家の孫は有難い。
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父兄会
正式には個人面談か言うらしい。昔は先生が生徒の環境を訪問して歩いたのだが、最近は父兄を呼びつけて行う。

学校が呼び出しても出てゆかない府警が半数以上だったと思う。それが原因ではないが、先生の労力の問題もある。

決めの細かな教育はその子供の育つ環境によることが多い。

午後、孫の幼稚園のお迎え近くなって娘から電話だった。「時間に帰れそうもない」「今どこにいるのだ」「学校で行事と言ったでしょう」という。

聞いていない、多分小さな声で口の中で自分だけわかって話したのだろう。耳の遠くなった家内に意味が届いていなかったと解釈した。

一足先に姉が学校から帰宅。迎えに出ようとすると印鑑のセールス。「間に合っている。忙しいから、あるなら説明書でも置いてゆきなさい」と追い払う。

今朝、友人の母親が送ってきて、他の友人4人で登校したのだった。その当人は図書館に残り、母親の面談の終わるのを待つ。

こちらはピアノのレッスンがあるから、先に帰ったと言う。
気が向くと30分のレッスンに母親も付いてゆく。

今日は先生との面談で疲れたのか、行こうともしない。孫が私を呼びに来た。
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眠くなるような日
朝孫娘の登校時刻。一緒に行く筈の友人が来ない。家まで迎えに行ってやると、入れ違いに母親がこちらへ来たらしい。

結局玄関にランドセルはあるが、本人の姿がない。登校拒否の始まりである。

こちらは組が得なくそのままだが、相手が別の組になった。きくとみんなと仲良くできるタイプと聞いていたが、我が家の孫を通じて友人ができていたかも知れない。

相談されなければどうにもならないが、私とは何でも話す子供だから、原因を聞きだすことは可能だと思う。

誰とでも仲良くなっているわが孫は安心しているが、現代は油断のならないときでもある。
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親しき間に礼儀あり
挨拶と切りきめが必要だが、我が家の娘は大事なところで言葉が足りない。

特に、言葉を大切にする我々夫婦は難しいと思うのだろうか。過去に妹が同居して嫁がせるまで似たようなことがあったのを思い出した。

身内に毎日顔を合わせているのに「おはよう」「行ってきます」「ただ今」の挨拶はいらないと言ったことである。

娘も似た感情なのかもしれない。今日も日舞に行っている間に幼稚園の孫が帰ってくる。延長で体育を洗濯しているから、普通の時刻より遅いのである。

迎えてもらう家内にそれが伝わらない。「今日・・時帰宅だからお願い」とそれだけの言葉が出てこない。

自分だけ分っている。高校入学からわが子になったのだが、大学時代は行儀の良い娘だった。

経済的に世話になるから何事も言うがままになっていたと言うのだろうか。

三つ子の魂の存在を今更乍ら思い知らされている。
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初夏のような暖かさ
孫の知り合いの女の子と遊んでいる。「Tちやん暖かくていいね」と言うと「暖かくないよ。暑いよ」と言われて、「本当だ夏みたいだね。暑いものね」と四歳の女の子に一本取られた。

天気もよし、昨日までの私と姉弟で遊んだ名残が続いている。家に帰ろうとしない。

我々にも覚えがあるから、乗れるようになった自転車が嬉しくて仕方がない。

パンクしたと姉譲りの子供自転車を親達が修理もしないから、我慢していたのだろう。買うと言えば、どうせ乗れないからという。

それを修理して補助輪も取り、特訓で乗れるようになったから、じいじが恩人なのだ。

姉も大人になって、弟を私の二階の部屋へ入ることを納得した。全てが彼には嬉しい。

子供達を叱らない、指図しない母親のせいもある。子供二人が真剣に夜遅くまで待っているのに、韓国帰りで遅くなる婿の車で帰宅して私に叱られたからである。

一刻も早く子供達に会いたくないのかと叱った。
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疲れを知らない子供達
公園のはしごをして、帰宅して自転車の練習。遂に、弟は乗れるようになった。

姉が乗りはじめと同年齢に教えたいと孫娘が弟の助けをしていた。今日は本腰入れて特訓。

遂に50mを止まらず走り続けるほどのバランスを覚えさせた。
3時過ぎには疲れたのだろう、昼寝をしている。

姉の明日の学校準備をさせて、風呂もはいる。夜になるだろう両親それぞれの帰宅である。

二人の孫には何の邪魔のない我々だけとの2日間であった。昨夜は初めて弟が二階の私と泊まることを姉が承諾した。

それこそ川の字に私を挟んで左右に孫達である。ベットだから、落ちる心配があるのだが、それもなく、季節のせいだろうか、二人とも左程動き回ることなく安眠した。
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留守居番
と言うより、うるさいママの居ない週末である。思いっきり甘えている二人。

時にはそれも良いと思っている。承知している二人である。

弟をもう愛するママ。本人に聞くと「一番すきなのはパパ」というから可哀想である。

感情で時々叱り、暴力を使うからだ。お袋さんの味を知らないママには無理なことかもしれない。

残念ながら私も理想のお袋さん像とは違う母親だった。反面教師で丸ごと受け入れる懐の深さを誇ってきた。

独立して急に変わった娘も婿に任せる気でいる。婿が被害者ではある。

下の孫の自転車のハンドルを少し下げた。乗れる寸前まで来ている。雨上がりの公園は本日はどうかと思うが、明日は外へ連れて行ってやろうと思う。
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留守居番
と言うより、うるさいママの居ない週末である。思いっきり甘えている二人。

時にはそれも良いと思っている。承知している二人である。

弟をもう愛するママ。本人に聞くと「一番すきなのはパパ」というから可哀想である。

感情で時々叱り、暴力を使うからだ。お袋さんの味を知らないママには無理なことかもしれない。

残念ながら私も理想のお袋さん像とは違う母親だった。反面教師で丸ごと受け入れる懐の深さを誇ってきた。

独立して急に変わった娘も婿に任せる気でいる。婿が被害者ではある。

下の孫の自転車のハンドルを少し下げた。乗れる寸前まで来ている。雨上がりの公園は本日はどうかと思うが、明日は外へ連れて行ってやろうと思う。
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留守居番
と言うより、うるさいママの居ない週末である。思いっきり甘えている二人。

時にはそれも良いと思っている。承知している二人である。

弟をもう愛するママ。本人に聞くと「一番すきなのはパパ」というから可哀想である。

感情で時々叱り、暴力を使うからだ。お袋さんの味を知らないママには無理なことかもしれない。

残念ながら私も理想のお袋さん像とは違う母親だった。反面教師で丸ごと受け入れる懐の深さを誇ってきた。

独立して急に変わった娘も婿に任せる気でいる。婿が被害者ではある。

下の孫の自転車のハンドルを少し下げた。乗れる寸前まで来ている。雨上がりの公園は本日はどうかと思うが、明日は外へ連れて行ってやろうと思う。
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一日中雨
一日でうっとおしいと思う雨である。喜んでいるのは庭の樹木だけである。

遅れている仕事を根つめて追い込むからか、珍しく方がこった。
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幼稚園
早朝から乗りに乗ってきた仕事だった。「じいじ一寸助けて」とかないから声がかかる。

娘がパートへ出かけてから、下の孫の登園、と帰りは家内が主に面倒を見ている。

今日は二階から一人で起きてきた孫だが、ズボンをはかせるときになって、すそがほつれているのに気がついたらしい。

半分以上駄目なのに、気がつかない娘である。洗濯機がするが、干すのも家内である。

遊ぶ金ほしさのアルバイトであるが、家で携帯メールばかりしているより少しは社会勉強になるかと反対はしない。

孫は満足である。ママの置いていったメロンパンには目もくれず、和食の家内の朝食が大好きなのである。

バスへも私と行くと言う孫。手を繋いで、昨日の出来事を教えてくれる。

「ママが温泉へ行きたいといってパパに叱られていたよ」「そうか、パパは偉い」「温泉などは年寄りの行くところだ」「無駄使いしないで、子供達のために働いているんだよ」と言って聞かせる。
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桜から新緑へ
風もないが日差しは弱いと言うより曇天に近い。娘と孫は教会というと聞こえは良いが、新興宗教の元は道場と呼んでいたところの当番だという。

役職に就けて義務つける。この手の団体の常套手段である。

来週は親達が東京の本山ださいう。心が豊かになるのであればそれも良い。

お賽銭集めに呼び寄せるのは見え見えである。
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うぐいす
二三年前から来なくなった鶯が昨日から来ています。
雨上がりの空に日がさして、庭から庭へと「ケキョケキョ」と啼きながら移動。
遂には、我が家の庭の木に止まって「ホーホケキョ」自然の恵みに感謝です。
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晴れ三日なし
春の天候である。長続きしない晴天だが、これが樹木を育てるのだろう。
桜は新芽が出揃って、今度は藤の季節か。西の藤の名所曼荼羅寺で美術展を開催したのは何年前になるだろうか。7or8年まえだろうか。
住職の熱意で始めていたのだが、日本画家Mが行い我々が助っ人に入った。
その前が犬山の祭りに軽い展示会。東京から帰って一層多忙になった時期だった。
彼と洋画家Cにそれぞれ一つずつ会を起こし会長にした。Cの会は消滅状態、Mだけは細々と継続はしている。
個性が強すぎて敵も多い彼には会を拡大維持は困難のようである。
ビップの役員に済まないから設立した当会だけが拡大飛躍している。それには人に言えない苦労が続くのだが、一般の人には理解できないことでもある。
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自転車の補助輪
幼稚園年長組みの孫の自転車の補助輪を取る。危なっかしい乗りだが、時間と共に少し安定してくる。

姉も幼稚園で乗れたのを思い出した。姉が面倒を見て、乗れたと報告に来る。

こともたちが下校時刻近くに鶯の声。何年ぶりかで戻ってくる。鶯と雉がやってきていたこの付近である。

一日花曇り、明日は崩れるという。
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市販のペットボトルのお茶に
農薬か除草剤混入。違う場所から出たらしいが、銘柄が同じなら、メーカーへの嫌がらせか、脅迫か。

食物に入れる卑劣な行為。世の中変な奴が増えてきた。過激と言えばオリンピック聖火の問題は各国で問題が出そうである。

中国の欠点がまた露呈と言うところだが、スポーツの行事に政治的目的に使いたくないものだ。

過激な分子は留まるところを知らない。昨日テレビが取り上げていたが、後期高齢者医療制度は被扶養家族の年寄りから税金を取るらしい。

それと、前期高齢者の区別もあるらしい。誰が考えたか、へそくり上手なキャリア達の考えることか。

平成の姥捨て山制度と呼ばれ始めているが、・・・・

医療費の増大を高齢者だけに絞る近視眼的な考えをするのは丸ぺけ試験制度で育った連中の脳みそで考えたものらしい。

世界に誇れた日本の役人の脳みそも腐ってしまったらしい。
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午後、雨となる
予報どおり降り出した。桜もこれで散り始めることだろう。

荷物を発送に車を走らせた。気がついたことは、雨のぬれて散り始める桜の花の色が、例年より色濃い感じがした。

私の気のせいかもしれないが、どの樹を見ても満開になっても白さを感じないことである。

小学校は入学式。幼稚園は一日早く半日だが登園。帰ると「お帰り」と言うと、「じいじ僕はと組になった」と報告してくれた。

明日姉の小学校は始業式である。今日は昼まで、庭で愛犬と戯れる。家の中は歩かせない母親だから、自分の犬なのにゆっくり遊ぶことが少ない。
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静かな花曇りは何時まで
西から天気が崩れているらしい。雨の前が静かで暖かいのかもしれない。

参議院予算委員会の様子がテレビ中継されている。厚労省升添大臣の質問と答弁が大変である。

役人のやり放題の不始末が現代人に集中しているのはいささか気の毒ではある。

長い間この野放図が罷り通ったことに問題がある。また、文部科学省に問題が出てきたようだが、どこの役所にも同じ問題が出るはずである。

この大掃除はいったいどこのたせれがすればよいのか、これでは国民は税金すら払いたくなくなる。
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最高の花日和
桜の下は賑やかなことだろう。静かに見たい桜は中々ないが、10年以上前になる、皇居の誰にも見られない一人咲いている桜を見せようと、案内していただいた。

小さな池には人面魚。アメリカから里帰りしたと伺った。ベンツの時代物。過去に陛下がお乗りになったすごいもの。

記念に写真を撮らせていただいた。皇居の盆栽。これも手入れの当番の業者以外は見ることはできない。

一般には入れないところである。一ヶ月前から身元を証明する手続きは勿論だが、皇族とご縁の方だけの役得でもある。

その二年後には豊島が岡御苑での高貴なお方の通夜と葬儀にも出席した。

平民とは比較にならない質素な行事に感服したものである。
私の生涯の経験でもある。
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今春最も暖かい花日和
どこかへ出かけたい気分だが、出嫌いの家内が相手ではどうにもならない。

昨夜、完全に眠っていないから、遠出もしたくない。庭の盆栽と雑草を取り除いた。

夜干しの現代若者の洗濯物が気になる家内。三時には乾いて畳んでいる。

ワンちゃんがやたらとほえる。セールスマンか宗教か、道徳家判別できない人たちが日曜祝日に来る。

もういいからと部屋へ入れる。水のビンが空っぽだ。「あなたがお年玉で買ったのだから責任を負いなさい」と子供に面倒を見させて、滅多に手を出さない母親。

水を飲む器具は大人でないと取り付けが難しい。器に水を入れて置いてあるのは孫娘がしているのだろう。

小屋から外へ出すと、先ず、母屋の裏口に来て、泣き叫ぶ。
そこで朝食を食べる。庭に糞をするとまた泣き叫ぶ。教えたことを褒めたことから、習慣となった。

我が家へ来ると、帰りたくないと私の周りから動かない。「ドックフード以外は食べさせないで」という娘。本気に守っていたら、この犬はとうの昔に死んでいる。

孫の朝食も同じである。パン半切れと牛乳。「食べなさい」である。家内がご飯が食べたいという弟に持ってゆくと。

「これしか無いというと食べるからいいの」「甘やかさないで」と言う。

パートを休んで母親がいると孫は「ママが居る」と残念そうに我々を見る。こちらの朝ごはんが食べられないからである。

親の権利の横暴だが、子供の前で余り叱ると親を馬鹿にするから、控えているのだが、よその親さんたちもこんなであろうかと情けなくなる。

姉のお泊り日にも変化が起きている。「パパが淋しがるから」と言う口実でこちらへ来させない。

親に逆らえない子供達。何事も「ママが叱るかな」である。
「ほっとけ」「ママをそんなに怖がらなくて良い」つまらぬことで怯える孫達を見ると怒れてくる。

「ママが暴力を振るったら。じいじのところへ飛んで来るんだよ」と常々言ってある。

「ママだって、子供に暴力を振るうと警察が来るんだよ」「だけどその前に、じいじが叱ってやる」こんな家庭が今時あるのだろうか。

間もなく40才の大台近い娘である。外では馬鹿丁寧な静かな親に見えているから、誰も真実は知らない。
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盆栽世界
古い趣味の雑誌。関東にここと関西に他に一誌ある。今回のは5ページにわたるカラー特集になっていた。

15年振りにこの世界へ戻ったことを歓迎してくれていた。カメラマン同行の取材だけに、遠路出向いてきてくれただけのことはあると感謝である。

顔写真も会話中の自然な像は見事である。何冊か発注して記念にしたいと思う。
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朝夕は冷えるが
日中は気温上がる。名古屋へ出かけた娘と孫。駅へ送ってその足で散髪に。

最近は薄くなった髪はどこでも同じと近くの便利な店にしている。冬の間伸ばした髪を切り、春らしくなった。

政府の老人いじめとは逆に、市中では65才以上は値引きしている店が多い。

勘定のときに、店の老婦人が「おいくらですか」と聞いた。何のことかと不思議がったが、今まで私は65才以下に見ての計算が何度か続いていたらしい。

年を言うと割引額で「失礼しました年を間違いて」「若く見られたのは嬉しいですね」と笑う。

真ん中から後ろまで薄くなってきた。春風にすっきり車の窓を開けて走るのは爽快だった。

市民のこんな努力を政府と官僚に見せたいものである。
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嬉しかったこと
午後、自然に恵まれた林と田圃の地を歩く。十年前は愛犬のハスキーと毎日歩いた道でもある。

他の人たちとは別に、この地の鎮守様を年初にお参りする。
午後に植物園の雑踏を避けて、ここへ来た。

鶯が鳴いている。自然歩道にもなっているところだけに心地よい。

孫娘が嬉しいことを言う「じいじ!私ね、ここへ来てから花粉症でなくなったの。それからアレルギーも減ったよ」子供でも自然の空気のよさは感じるらしい。

ネオンと商店の多いのが便利と喜ぶ両親とは考えが違う。最近、もう一つ口にする「エコ」という言葉。「エコって何のこと?」

それだけでも良いことである。「エコロジーといって自然を大切にしようということだよ」「テレビでも観たでしょう」

「うーん。北極の熊さんのこと。家が海になってしまう島のこと」4月から三年生である。言うことがしっかりしてきたのが嬉しい。
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植物園
先日行ったばかりだが、近くの公園へ子供達だけで行くという。母親は「いいよ」とすましている。

忙しいが心配しているよりましだから、植物園へ行く。遊具も芝生も一杯の人。

しばし遊んで、みなの知らない秘密の場所へ。狭間の土地の人だけが行く神社と池と馬がいる。

時期が良いと赤蛙や小魚もいる。今日は駄目だが、仲良しの馬と孫を遊ばせる。

帰る途中、外国の少年に会う。話しかけると近くの家にホームスティしているという。

ドイツの学生で片言の英語と日本語を話すが、私とは英語でしばし話す。

孫達は目を白黒させている。時間があればアトリエへ招待してやりたいが、今はその余裕がない。

仕事に追われている身である。会話を少し習い始めた孫娘らはなせと言うが、できず。

下の孫は「じいじはどうして外人と話せるの」し聞く。勉強すると誰でも話せるのだよ」と教える。

当地も桜は満開に近かった。
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寒風
空模様を窓から見ると、今日は春らしい暖かさが期待できるかと思った。

夜中に起きて仕事を少しした。空腹で間食をした。6時前電話が鳴った。兄からだった。遠い親戚の交際のない人間の死であった。

何かあると何でも相談をしてくる兄である。一人で判断せずなるべく皆で出金を少なくすることを考える。大企業の元社長であるが、口癖は「年金生活者だから・・・」である。

企業年金と厚生年金を合わせて、現役の中小企業の社長より沢山貰っている。

堅実な人間である。今回は私は無縁といって、仲間から抜けた。ひとりら減ったからどうするだろうか。

長男でありながら、全てを一身に受けた彼が、何かするときは兄弟同列である。後継者問題も新憲法で皆同じ。

農地改革で僅かになった土地を売り払って大学を出した兄である。転勤を口実に両親の面倒を見ないで過ごした彼である。

それで不足は父と私で当時のヤミ米を買って運んだ。今日では父親の借金を返すのに財産を売り払ったという。

当時の残った田圃はそれ程の価格にはならなかった。何故なら、村外の小作にただ同然で渡した金額と同じに最後の田を村内の小作さんに買い取ってもらったのだった。

それでは申し訳ないと、最初の一年は米俵何俵かを牛舎に積んで持ってきてくれたのを覚えている。
我が家から一人だけでも良い、出世させたいという母の願いは一家の願いだった。

私の作文や言動にそれが見えると、中学、高校の恩師たちは親と口論した。「あなたの子供は長男だではない筈だ」と。

だから、中学三年生が育英資金を受けた私は珍しい例であった。「こうしておかないと、君の親は高校は出してくれないから、その準備に手続きしたよ」と校長さんの温情だった。

我が家の方針を信じていた私はそれも異常には感じなかったが、世間から見ると異常に映ったらしい。

上京してアルバイトで自立して大学生活を送る私の周囲は反発した。

出さねば良いのに、息子を宜しくと手紙を書くから、長男偏重の傾向が出てしまう。

「君のお母さんは変わっている」と周囲は言うのである。長男を成功させれば、兄弟の面倒は兄が見ると信じていた母であった。

今尚、長男は自分のことだけしか考えられない了見の人間で始終している。
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