いわしのつみれ
市場で小ぶりの良い鰯を見つけた。家内に「つくる気はあるかい」と聞くと、珍しく、つくっても良いと言う。

と言うのは前に、娘が作って、「ママの作ったいわしの団子美味しかった」と孫娘が言うのを覚えていた。

滅多に料理をつくらない娘にして上出来と思った。但し、私は味を見ていないから、どんな出来かは知らない。

本物の味を知らないと困るからと思ったのである。きのうのことだが、夕方、孫娘を呼んで食べさせた。

お椀に一杯食べて、お分かりを要求する。「美味しいかい」と聞くと「こんなの初めて食べた」という。

娘のものと、どうも違うらしい。スーパーで出来合いを買ってつくったと言って食べさせたのかもしれない。

「今度作るところ見せてあげるね」と孫と約束する。